冬にオススメの食材6
風邪や冷え、乾燥…といった冬に起こりがちな不調には、大根、にんじん、白菜、山芋、ほうれん草、しょうがが効果的。それぞれの食材が持つ効能を知り、体調に応じて積極的に取り入れて。
1. 大根
冬が旬の大根は、風邪や咳(せき)、タン、喉の痛み、乾燥といった寒い季節のトラブルに有効。体を冷やさないように、生ではなく煮物やスープなど、火を通した調理法がオススメ。
【こんな症状に】
□風邪の予防
□お腹のハリ
【食べ方のポイント】
→喉が痛むときは「だいこん飴」に
角切りの大根を、蜂蜜または水飴に3時間ほど漬けると大根の汁が出てきて、お湯で割って飲むと喉の痛みが和らぐ。
2. にんじん
消化吸収力を高めるにんじんは、胃腸の不調による食欲不振や下痢、便秘のときに取りたい食材。目の疲れや乾燥、かすみにも効果的なので、パソコン作業が多い人にもオススメ。
【こんな症状に】
□胃や腸の不調
□目の疲れ
【食べ方のポイント】
→生よりも煮込むほうが吸収しやすい
火を通すことで吸収が良くなるため、生より煮込みや炒め物がベター。体を温めるしょうがと一緒に取るのも◎。
3. 白菜
白菜には体にこもった熱を冷ます働きがあり、発熱やタン、咳、喉の乾燥に有効。胃腸の調子を整え、代謝を良くする効果もあるため、便秘がちなときにも積極的に取りたい。
【こんな症状に】
□タンや咳
□便秘
【食べ方のポイント】
→芯や外の葉にはビタミンCが多い
特にビタミンCが豊富に含まれているのが、芯や外の葉の部分。軟らかくなるまで火を通し、無駄なく調理しよう。
4. 山芋
体に力が入らない、疲れがたまっている……というときにぴったりなのが、滋養強壮や疲労回復効果の高い山芋。内臓機能を高め、慢性の下痢や食欲不振にも効果を発揮する。
【こんな症状に】
□下痢気味
□食欲不振
【食べ方のポイント】
→くこの実を加えて体力アップ!
くこの実を組み合わせることで、疲労回復効果がアップ。山芋のスープや炒め物、おかゆなどに加えてみて。
5. ほうれん草
顔色や肌の調子が悪いときには、鉄分豊富なほうれん草を取り入れて。血を補い、体を潤す作用があるため、乾燥肌や貧血の改善に役立つ。腸の乾燥による慢性的な便秘にも有効。
【こんな症状に】
□肌の乾燥
□貧血
【食べ方のポイント】
→ごま油と合わせて便秘を解消
ほうれん草と同様に、腸を潤す効果のあるごま油で炒めるのも便秘対策にオススメ。肌や目の乾燥対策にもいい。
6. しょうが
風邪の引き始めには、血行を促進し、新陳代謝を高めて体を温めるしょうがが最適。冷えによるタンや咳を鎮めたり、胃の調子を整えて食欲を増進させたりする効果も期待できる。
【こんな症状に】
□冷え
□タンや咳
【食べ方のポイント】
→紅茶と組み合わせて体をポカポカに
体を温める紅茶に加えると、より体がポカポカに。心も体もホッとさせる、冬にオススメの飲み物。