場面1・断れない

【解決アクション】
嫌われることを恐れず、「私はこう感じる」という「私メッセージ」を発信

 「HSPの人は自己肯定感が低い。『自分の存在も他人と同じく尊いもの』と知り、そんな自分を優先させるには、嫌われてもいいと覚悟を持つことが大事。『私はこう感じる』と気持ちを伝えましょう」

場面2・人に頼み事ができない

【解決アクション】
「人に甘えていいんだよ」と自分に言い聞かせる

 「責任感が強く完璧主義で『すべき思考』の人には、自分をねぎらう声掛けが有効。『そのままでいいよ、頑張ってきたね、今までありがとう、大丈夫だよ』。その上で、小さな頼み事から始めて」

場面3・攻撃的な人の言葉に傷つきやすい

【解決アクション】
弱気なそぶりを見せず、自分の考えをしっかり言う

 攻撃してくる人には、弱い姿を見せるのも、戦うのもNG。「目を見て微笑みながら相手を認め、気分を良くさせた後で自分の意見を言う。『この人は芯がある』と思わせれば、攻撃の対象にならない

場面4・人と過ごした後、ドッと疲れる

【解決アクション】
私を守ってくれる場をつくる

 「人と過ごすと疲れやすい人は体がストレスと戦っているから。ひとりになれる空間=自分を守る安全基地をつくることが大事。机に仕切りやお気に入りの物を置いて周囲とのつながりを分断させても」

長沼睦雄
十勝むつみのクリニック院長
長沼睦雄 精神科医。北海道大学医学部卒業。北海道子ども総合医療・療育センターの児童精神科医、道立緑ケ丘病院での児童および成人の精神科診療などを経て、開業。多くのHSP気質の人を診断。『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』(永岡書店)など著書多数。

取材・文/西尾英子 イメージ写真/PIXTA

日経WOMAN2019年5月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります