4. 大事な作業の前後に「3分間ぼんやり」する

 どんなリフレッシュ効果?
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【ぼんやりタイム】

 その日の山場となる、気合が必要な仕事の前後には、ほんの短時間でもいいので、ぼんやりと頭の中を整理する時間を取りたい。これからやる仕事について脳がシミュレーションできたり、終わった仕事の反省が効果的にできたりして、むしろ仕事の成果が上がる可能性が高い。

5. 高いところから遠くを見る

 どんなリフレッシュ効果?
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【自分を俯瞰】【ぼんやりタイム】

 気分が晴れないときは、屋上など高いところから下界を眺めてみるといい。「人間は高いところから見下ろすとき、自分の頭の中のことも広い視野で眺める『鳥瞰視(ちょうかんし)』『客観視』の力が強まります

 難しい問題の解決策を急に思いついたり、自分のスランプやストレスの原因にふと気づいたりといったことが起きやすいという。

6. あてもなく散歩をする

 どんなリフレッシュ効果?
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【ぼんやりタイム】【五感を刺激】

 ただ歩くなど、頭を使う必要がない動きをしていると、大脳の意識的活動レベルが下がって安静時に近い状態になる。

 「運動は脳内のネットワークのつながりや、神経細胞の成長に関わる物質『BDNF』の分泌も促します」。散歩中に脳内が整理され、突如新たなアイデアや解決策がひらめくことも。

7. 昔好きだった懐メロを聴く

 どんなリフレッシュ効果?
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【自分を俯瞰】【五感を刺激】

 昔懐かしい音楽を聴くと脳の情動領域が刺激され、脳にしまわれた古い記憶が引き出される。「過去の記憶が思い出されることで、過去と現在の自分をつなげてモニタリングするデフォルトモード・ネットワークが刺激されます」。同時に昔の情熱がよみがえってくることも。

8. 昔のアルバムをぼんやりと眺める

 どんなリフレッシュ効果?
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【自分を俯瞰】【ぼんやりタイム】

 子供の頃からの一連の写真を見ることは、自分の過去を俯瞰(ふかん)的に振り返ること。「デフォルトモード・ネットワークは自分自身の過去から未来までをつなげてモニタリングするシステム。昔のアルバムをぼんやり眺めるという行為は、デフォルトモード・ネットワークのシステムを活性化させることにつながります」。毎晩寝る前に見るのがオススメ。