9. 検索の前に3秒間「思い出そうとする」

 どんなリフレッシュ効果?
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【脳ストレッチ】

 スマホに頼りがちな現代。「あのドラマの曲はなんだっけ?」などの疑問を検索すれば、すぐに答えにたどり着けるため、結果として脳内の記憶を検索するシステムが衰えやすい。「せめて3秒は検索を我慢し、自力で思い出そうとする習慣をつけると、脳のネットワークのつながりがよくなります

10. 時間を忘れて動物や植物と触れ合う

 どんなリフレッシュ効果?
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【五感を刺激】

 「動物や植物には脳を癒やす力があります。時間を忘れるくらい動物と遊んだり、ガーデニングを楽しんだりすれば、脳にとって大きなリフレッシュ効果があります

 山道を歩いて森林浴をするとか、気持ちのいい野原に寝転んでぼんやりとした時間を過ごすことなども効果的。

11. 皿洗いや風呂掃除をする

 どんなリフレッシュ効果?
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【五感を刺激】【ぼんやりタイム】

 「皿洗いや風呂掃除、靴磨きなどのような、頭を使わなくてもいい単純作業をしていると、脳が退屈して意識的活動が低下し、デフォルトモード・ネットワークが立ち上がってきます

 作業はなるべく長く続けたほうが効果的だという。頭の中がモヤモヤしていたら、まず家事を片づければ、家もスッキリして一石二鳥?

12. 対人のスポーツや、将棋・囲碁などを楽しむ

 どんなリフレッシュ効果?
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【五感を刺激】【脳ストレッチ】

 相手の出方を読みながらの駆け引きが必要な対人ゲームは、脳にポジティブな刺激を与える。「計算ドリルのような『脳トレ』よりも、リアルな人と交わる社交的要素のある活動のほうが、脳にはプラスです。『ポケモンGO』も他の人との交流が発生するので、割に脳にいいかもしれません」

奥村 歩
おくむらメモリークリニック 理事長
奥村 歩 岐阜大学大学院博士課程修了後、ノースカロライナ神経科学センターに留学。岐阜大学附属病院を経て2008年に「おくむらクリニック」(現おくむらメモリークリニック)開院。「もの忘れ外来」を中心に10万人以上の脳を診断。

取材・文/臼田正彦(日経WOMAN編集部) イメージ写真/PIXTA

日経WOMAN2019年6月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります