悪酔いしないためのルール

1.飲む前に納豆やチーズを食べておく

 悪酔い防止のカギは「飲む前に食べる」こと。「チーズや納豆、枝豆などのたんぱく質は胃に長くとどまり、胃腸から血液へのアルコール吸収を緩やかにしてくれます。納豆のネバネバには胃粘膜を保護する効果も」。

2.たくさんの種類のお酒を同時に飲む=“ちゃんぽん”に注意

 ビール、日本酒、ワインなど、何種類ものお酒を飲む“ちゃんぽん”がダメといわれる理由は、あれこれ飲むうちに自分が飲んだ量が分からなくなるため。「飲みすぎを防ぐためにも、飲んだ純アルコールの総量を把握し、適正量に抑えましょう」。

◆純アルコール量はこの計算式でチェック
純アルコール量
=アルコール度数(%)÷100×飲んだ量(ml)×0.8(エタノールの比重)

◆目安は1日20g以下
ビールなら…中ビン1本(500ml)
日本酒なら…1合(180ml)
ワインなら…2杯程度(180ml)

3.つまみにあえて油モノを取り入れる

 油モノは胃に長く滞留し、アルコールの吸収を遅らせるため、序盤に食べるつまみに最適。「オリーブオイルを使ったカルパッチョやアヒージョが◎。後半はあっさりしたつまみに替えて、カロリーを抑えて」。

4.飲んでいる間はお酒と同量の水を飲む

 飲酒中はアルコールの利尿作用によって尿の量が増え、脱水状態になりやすい。「アルコールの分解には水が必要なので、脱水状態が進むと悪酔いの原因にも。飲酒中はお酒と同量を目安に、こまめな水分補給を」。