ノートを工夫することで、知識をしっかり頭に残し、資格取得などの結果を出している人たちがいた! 韓国語を勉強中のhimeさん、日々学ぶ雑学を蓄積している金治智子さんの2人に、見返すのも楽しくなるような、書き方のコツを聞きました。

ヘンなイラストとダジャレで単語を脳に焼きつける

 33歳のとき、映画を通じて韓国にハマり、韓国語を学び始めた、韓国ブロガーのhimeさん。

himeさん(49歳・韓国ブロガー&イラストレーター・夫と2人暮らし)

 韓国語能力試験は、最上級の6級を5年間維持している。「語学力アップの鍵は単語力。イラストとダジャレを組み合わせた単語帳で、語彙を増やしています」と、上のノートを見せてくれた。 

 現在は、韓国関連のビジネスを展開中。「学生の頃、イラストレーターになるのが夢でしたが、プロへの道は挫折しました。けれど、韓国語とイラストとを組み合わせ、『イラストで覚えるhime式たのしい韓国語単語帳』(高橋書店)を出版でき、その夢を取り戻せました」

単語は「ダジャレイラスト」を書きながら覚える

 上のノートでいえば、モジャは帽子の意味だから「モジャ帽子」など、ハングルと発音、単語の意味をダジャレで1つの文にし、インパクトのあるイラストを添えて単語帳に。「新出単語は、時には数日かけて、ダジャレにします。それを唱えながら、単語帳にイラストを描く。その過程で、頭に定着します」。

【POINT】

□韓国語の発音と意味の両方が入ったダジャレを考える
□あえて気持ち悪い&奇妙な絵で表現すると、インパクトで頭にしっかり残る

<愛用中>
ミドリ「MDノート」は新書サイズの無罫を。

単語帳はオリジナルを作成

1ページに、複数の単語をビッシリ書くことも。「見返しても楽しいよう、カラフルに!」
1ページに、複数の単語をビッシリ書くことも。「見返しても楽しいよう、カラフルに!」

 市販の単語集は使わず、問題集から分からない単語をピックアップ。辞書で調べた単語はフィルム付箋に油性ペンで書き、貼る。「単語の付箋は努力の足跡。絶対に剝がしません」

<お気に入り文具>
大きさや色のバリエーションが豊富な、ダイソーのフィルム付箋を使用。

アプリ連動の単語帳ですきま時間も有効活用

 ぺんてるのスマホ対応ノート「スマ単」も使う。「問題集などで気になった単語を、1日12個までと決め、イラストとダジャレを添えて記入。それをスマホで撮影すると、アプリと連動できます。繰り返し学習に便利」

 左側に書いた外国語と右側に書いた日本語とが“裏表”になった、単語カードがアプリ上に登場。「移動中など、すきま時間にスマホで勉強しています」

<愛用中>
手書きの文字をアプリに取り込み、“単語カード”にできる。

【POINT】

□何度か引っかかる単語にはピンクのペンや付箋で印を残す。

※himeさんはブログ「アラフォーから韓国マニアの果てなき野望!」を更新中。Instagram→ Twitter→