タスクは「エバーノート」で一元管理

 実は七尾さん、超・汚家(おうち)の住人だったが、デジタル管理で美部屋をキープ中。

 「もともとは片づけが苦手。モノがあふれ返った『開かずの間』にうんざりし、一念発起して片づけた経験があります」。さらにリバウンドしないために、雑誌などで憧れた理想のインテリアの家に大改造! 「美部屋の状態をキープするため、手帳とデジタルで時間&タスクを管理しています」。

収納改善タスクはデジタルで管理して、美部屋をキープ中!
収納改善タスクはデジタルで管理して、美部屋をキープ中!

 目標や理想を実現するためのステップやタスク検討に欠かせないのが、インターネットでの情報収集。「情報収集から情報管理までを一元化できるので、タスク管理は紙よりもデジタルで行うのが便利」。

 七尾さんのエバーノートの使い方は次の通り。

TO DOや情報ストックなどをエバーノートで管理
TO DOや情報ストックなどをエバーノートで管理

【タスク管理をデジタルで行うメリット】

1. リンクが張れるから情報まで一元化できる
「例えば照明を変えたい、いろいろな場所に出かけたいなどの目標を立てた場合、購入先や行き先候補などをリンクで張っておけるので情報が迷子になりません」

2. 画像として残しておけるからモノ(紙)が増えない
「目標達成のために参考にした本や雑誌の気になる箇所も、スマホで撮影して画像としてストック。スクラップファイルが増えないので、部屋も汚れず一石二鳥」

3. 外出先でモバイルからも必要情報にアクセスできる
「パソコンとスマホを同期すれば、外出先でもリストや画像を確認できるだけでなく、移動中などのすきま時間に思いついたことを入力できるので便利です」

Step1 「やりたいこと」リストをつくる
(中長期TO DOをつくる)

 頭の隅に漠然とある「やりたいこと」「改善したいこと」をタイトルにする。次に、その目標を実現するために踏むべき手順を「30分で済みそうな作業」に細分化して列挙する。

取りかかりのハードルを下げるため、1つのタスクを「30分で済みそうな作業」に細分化。「チェックボックスをつけると達成感が増し、やる気が出ます」
取りかかりのハードルを下げるため、1つのタスクを「30分で済みそうな作業」に細分化。「チェックボックスをつけると達成感が増し、やる気が出ます」

Step2 「やりたいこと」リストから今週「やるべきこと」のTO DOリストに振り分ける
(短期TO DOをつくる)

週の初めには、今週「やるべきこと」リストを作成する
週の初めには、今週「やるべきこと」リストを作成する

 週の初めに作成する今週「やるべきこと」リスト。前述の「やりたいこと」リストで項目化したものを、今週「やるべきこと」のTO DOリストへと振り分ける。「実行率が上がるコツは欲張らないこと」。

 そして重要なのは、前ページで紹介したように、「今週のTO DO」から「今日やるべきこと」をアナログ手帳に転記すること。七尾さんはこの作業を毎朝行っている。