目標を達成するためにメンタルを整える手帳の書き方を、多くのトップアスリートを指導するプロに教えてもらいます!

 「目標を達成するには手帳にプランニングや思考、感情などを文字にして可視化することが効果的」と話すのは、メンタルトレーニングで多くのアスリートを育ててきた原田隆史さん。なぜ「書く」ことが大事なのか?

 「『計画→実行→評価→改善』の繰り返しで目標に近づくとされていますが、このサイクルをしっかり実践するには、当人の思考や感情のコントロールが必要。『こうしたほうがいい』『ワクワクしたい』といった思考や得たい感情を文字にしてイメージしやすくすれば、実行率が高まります」

 振り返る習慣により、自分を認めて褒められるように。そして自信もつき、目標に近づきやすくなる。

書くことで目標に近づく理由

Plan…計画

⇒週末に翌週の目標(タスク)を書く
週末、翌週のウイークリーのページに、仕事やプライベートの目標と、どんな気持ちで過ごしたいかを具体的に書き込む。

Do…実行

⇒目標に従って日々行動する
目標を達成するための日々のTO DOを、達成したときの感情をイメージしながら書き、行動を促す。

Check…評価<ポイント!>

⇒現状や気持ちを書いてセルフコーチング
TO DOの達成度合いを○×で評価。さらに1日の終わりに、「今日のよかったこと」「人から感謝されたこと」などを文字にし、自己肯定感や自信を高める。

Action…改善<ポイント!>

⇒改善案を考え、未来に目線を向ける
「もし、もう一度やり直せるなら」と自問自答する。改善案を書けば、失敗などをリセットしやすく、前向きな思考に。

 思考や感情を書きながらこのサイクルを繰り返せば、目標に近づく!