ノートを書く習慣によって、人生が大きく動き出したという女性たちに、秘密のノートを公開してもらいました。ノートのパワーと書き方のコツを知ったら、今すぐまねしたくなるはず! 今回は、ノートのおかげで中小企業コンサルタントとしての活躍の道を開いた女性をご紹介します。

中小企業コンサルタントのノート術

 愛知県岡崎市を拠点に、中小企業のコンサルティングを担う高嶋舞さん。現在は相談者が引きも切らないが、仕事を始めた当初は、「ゼロからのスタートだったので、中小企業支援の第一人者に懇願し、1カ月間付きっきりで学ばせてもらいました。短期間で師匠のノウハウを吸収する鍵となったのが、師匠と相談者の対話を全部記録した完コピノートです」

高嶋 舞さん(36歳) 岡崎ビジネスサポートセンター OKa-Biz 副センター長 愛知県立大学非常勤講師
高嶋 舞さん(36歳) 岡崎ビジネスサポートセンター OKa-Biz 副センター長 愛知県立大学非常勤講師

 通常ノートを取る際は、重要なポイントに絞ってメモを取りがちだが、高嶋さんはあえて自分のフィルターを通さず、一字一句そのまま書くよう心がけた。

 「全部書くのは非効率なようで、振り返ったとき、客観的に捉え直せ、本当に重要な点に気づけます」。素早く書き取るコツは、「きれいに書こうとしない、自分だけが分かる略字を使う」などの工夫で徐々に身に付いたそう。