大切なことだけを整理して箇条書き

 戸上さんは、「見返し」のしやすさを重視して箇条書きを多用している。

 ノートは、項目ごとに文頭をそろえ、すっきり見えるようにまとめている。日付スタンプを赤いインクで押したり、タイトルの頭に星印を付けたり、シンプルなアクセントでメリハリをつけている。「上司から進捗を聞かれたときも、すぐに確認できて便利です」

(1)メモやコピー用紙の裏紙などに書き留めた内容の要点だけを、ノートに整理してまとめる。

(2)チームメンバーからのうれしい伝言メモを貼って、モチベーションアップ!

(3)期限のあるものは、終了したらチェック。アイデアを書き残すだけでなく、TO DO管理も1冊に。

(4)1日のスタートに日付スタンプを押す。スタンプはAmazonで600円くらいで購入。

ノートを「仕事のマニュアル」に

 サンプルの試行錯誤や、自分で考えたこともノートに残す。「確認すべきこと」「注意点」を書いておくことで、ノートが仕事のマニュアルになる。

街中で見つけたアイデアの種はスマホにメモ

 「美術館巡りや人間観察など、さまざまな場面でインスピレーションが湧くので、忘れないようにスマホのメモに記録します」

ブレスト会議前は付箋でアイデア出し

 「『HITOTOKI』のメンバーでブレストをする前は、アイデアを付箋に箇条書きしておきます。これで慌てず発言できます」

取材・文/川端美穂〔きいろ舎〕 写真/矢作常明