手帳を体調管理に活用している人もいます。今回は、手術や体の不調を機に基礎体温記録を開始した女性の手帳テクニックを教えてもらいました。

体調の波を予測でき心身のケアができるように

 6年前に右卵巣を、一昨年8月に子宮を摘出した武田亜矢子さん(仮名)。一昨年の手術後、感情の浮き沈みが激しくなったり、空腹時に起きていられないほどの眠気を感じたり、経験したことのない心身の状態に戸惑った。「生理がなくなり、体調の波も読めず。主治医に相談したところ、基礎体温の記録を勧められました」

 愛用の手帳に基礎体温、その日の気分や体調を記録。後日、客観的に振り返ることで、心のケアや体を労わるタイミングが分かってきた。

 始めた当初は不規則だった基礎体温も、体調が整うとともに規則的に変化。手帳によって状態を「見える化」したことで、回復を実感できた。「今後も体の声を聞き逃さないようにしたい。そのベースが手帳です」

武田亜矢子さん(仮名)
(43歳・事務)

使っている手帳はコレ

ジブン手帳Biz(A5スリム)/コクヨ
ジブン手帳Biz(A5スリム)/コクヨ

 ジブン手帳Bizは2年目。「無駄になっている月間プロジェクトページを使いたい」と、体調管理ログへの活用を思いついた。記入は青ボールペンで統一。下敷きは「ジブン手帳Goods」A5スリム用。

手帳で体調管理して変わったこと

→体が求めている食事や休息が分かってきた
運動後はプロテイン、日焼けした日は果物など、自分の体が欲するものが分かるように。「23時までの就寝が体調を良くすることも発見しました」

 次のページでは、武田さんの基礎体温を記録した「体調管理手帳」の書き方を詳しく紹介します。