ノートを書く習慣によって、人生が大きく動き出したという女性たちに、秘密のノートを公開してもらいました。ノートのパワーと書き方のコツを知ったら、今すぐまねしたくなるはず! 雑誌『日経WOMAN』のノート特集より人気記事をお届けします。

整理収納アドバイザーでOURHOMEを主宰するEmiさん。「心が動いた瞬間」をノートに書き込んでいる
整理収納アドバイザーでOURHOMEを主宰するEmiさん。「心が動いた瞬間」をノートに書き込んでいる

会社を辞め、起業して5年で10冊の著書を出版

 6年前に大手通販会社を辞め、整理収納アドバイザーとして独立したEmiさん。8人のスタッフとともに、セミナーや商品開発などを手がけ、片づけや仕事術に関する著書は10冊にも及ぶ。次々と活躍の場を広げている秘訣は、15年前から書きためた59冊のノートにあるという。

 「書く内容は、自分の心が動いたことならなんでもOK。書く時点では、何の役に立つかは考えません。普通に生活しているだけで、日々、小さな発見や感動はたくさんある。通常は忘れてしまうようなこともマメに記録していくと、貯金のようにたまり、それが私の財産になります。企画出しの際も、過去のノートを見返せば、いくらでもアイデアを出せる自信があります」

書きためたノートは59冊!

Emiさんの過去のノート

 新入社員時代から書きためたノートは、15年で59冊にものぼる。過去のノートはすべて保管。通し番号を付けてリビングの本棚に立て、いつでも見返せる状態にしている。

 実は、起業や出版自体を明確に目標として掲げたことはないという。「大きな夢がなくても、ノートに小さな『いいな!』を積み重ねていくと、自然に自分のやりたいことに気づき、一歩一歩前へ進んでいけるんです」。

 次のページでは、活動の場を広げているEmiさんのノートをご紹介します。