箇条書きと記号を使い、日々のタスクを管理する「バレットジャーナル(BUJO)」が、今インスタグラムを中心に流行中! でもどうやって始めるの? その書き方を解説します。

小さなコンプレックスを解消する力になるノート

 アメリカ発祥の、箇条書きと記号でタスクを管理するノート術「バレットジャーナル」が、今、世界で注目を集めている。

Marieさん
Marieさん

 バレットジャーナルの解説書を執筆したMarieさんは、「私自身、うっかり忘れが多いことがコンプレックスでしたが、バレットジャーナルにタスクを書くことで、忘れてもノートを見ればいいという安心感が、生活に生まれました」と言う。

 ネットで検索すると、アート作品のような“進化版”に圧倒されるが、「本来はとてもシンプルなもの。忘れっぽかったり、三日坊主だったり、小さなコンプレックスがある人にこそ試してほしいです」。まずは基本の書き方から始めよう!

まずは下準備から

1. ノートを用意する

 ノートのデザインやサイズは自由。ただ、あまりにも小さいと書き込みにくく、大きいと持ち歩きにくいので、自分に適したサイズを選ぶのがベター。慣れるまでは罫線けい せんが引いてあるものを選ぶと書きやすい。

2. 「Key」を決める

 タスクの作成は「・」、タスク完了は「×」など、箇条書きにしたタスクに打つ「Key」という記号を決める。「あまりにもKeyの種類が多いと混乱するので、シンプルかつ覚えやすい記号に絞りましょう」

 <MarieさんのKeyはチェックボックス型>
「私はKeyをチェックボックスにして『完了は塗りつぶし』、『未完了は斜線』と使い分けています。進捗状況がひと目で分かります」

3. インデックスを作る

 インデックスページがない、普通のノートを使う場合は、最初の3〜4ページをインデックス用に残しておく。「p.92から4月がスタート」など、ページと内容をリンクして記入し、見返すときの検索性をアップ。

4. ノートにページ番号を振っていく

 ノートの1ページ目から順番にページ番号を振っていくことで、インデックスと連動し、どこに何が書いてあるか、すぐに探し出せる。ロイヒトトゥルムなど、最初からページ番号が入ったノートを使うのもお勧め。

<使ったノートは…ロイヒトトゥルム ノート ポケット A6方眼>
「下の端にページ番号が振ってあり、インデックスページもある上、しおりも2本付いていて便利!」とMarieさんも愛用中のノート。ドット罫がお気に入りだそう。