水野さんが日々実践している情報収集テクニック

1. 編集された情報を大量にキャッチ

 午前中は自宅で仕事。その際、テレビはつけっ放しなので、民放各局の情報番組には詳しい。新聞は日経と朝日のほか、子供用の小学生新聞にも目を通す。雑誌は7誌を定期購読するほか、目についたものはためらわず購入。

 自分の興味外のものをあえて手に取ることも多い。ツイッターやアプリ経由でネットニュースもざっと見る。ただし、いずれも「プロにより編集された情報であることは重視しています」

 話題の本もいち早く読む。今、水野さんがおすすめする書籍は『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』(NewsPicksパブリッシング)。

2. 偏った見方も否定しない

 ワイドショーのコメンテーターの過激な発言や、一見稚拙な意見も、水野さんは「そんな視点もあるのか」「今の若者はそんなふうに考えるのか」と、みんながどう思っているかに関心を持ち、面白がって捉える。「人々の主観も1つの情報。自分のものの見方を過信せず、常に他者から学ぶことで、自分を形成していくという姿勢でいます。すると、いろんな情報が入ってきやすくもなります」。

3. LINEグループで仲間のアンテナに触れる

 水野さんの会社では全社員11人が参加するLINEグループをつくっている。その名も「共有しちゃうぜ!」では、仕事に直結するニュースから、ささいな気づきまで、何かに役立ちそうな情報を薦め合う。通知オフ、返信不要がルールなので、気軽にシェアできるそう。「全くの他人ではなく、信用する仲間のフィルターを通した情報という点にも価値があります」

水野さんが提案「センスを磨く情報トレーニング」

 「思い込み」はセンスアップの敵。思い込みを外し、情報感度を高める秘策が「いつもの数センチ隣」を体験すること。隣の駅の見知らぬカフェに入るだけでも非日常を味わえ、センスアップに必須の好奇心や感受性が育つ。

\面白い情報はすぐそばにある/
いつもの情報の「数センチ隣」に手を伸ばそう

□いつも買う雑誌の隣にある雑誌を買う
□仲良しの同僚の隣の席の人に話しかける
□いつも利用する駅の隣の駅で降りる

取材・文/籏智優子 写真/洞澤佐智子

日経WOMAN2019年4月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります