「自分に書き残す」文具

□システム手帳×ボールペン
…手のひらサイズの手帳に、自然に情報が集約

 「通称『M5』と呼ばれる『マイクロ5』は、A7サイズ相当で本当にコンパクト。どこに行くにも携帯しやすく、システム手帳なのでリフィルもどんどん交換できる。なんでも、とりあえずM5に書くようになり、結果的に、情報が集約されています」

 愛用するバインダーは多数。写真は、アシュフォード×ナガサワ文具センターのシステム手帳バインダー「マイポケ」。「カランダッシュ849」など、短めのペンと好相性のサイズ。

□トラベラーズノート×万年筆
…旅の記録はイラスト入りで、見返すのも楽しく

 「旅の記録も、よく書き残しています。ここでどんなものが買えたとか、電車の乗り換えのメモなどを、イラストや表、パンフレットなどと一緒に貼ることも。楽しかったこと、おいしかったことを思い出しながら書く時間も楽しいし、再び訪れる際の資料にもなります」

 デザインフィルの「トラベラーズノート」(スターターキット/レギュラーサイズ 4000円)は、使い心地を試したくて、以前に購入。

愛用筆記具で「書く」を楽しむ

◆暗闇でのメモ書きに欠かせない! 鉛筆が好き

 「映画、落語、文楽は、暗いなかでもメモを取りながら鑑賞。確実に線を引けるので、鉛筆が断然書きやすい」。ファーバーカステルのパーフェクトペンシルは、日々欠かせない筆記具。

◆大好きな万年筆は3本差しのペンケースに

 「万年筆は、ペンを1本ずつ入れるポケット状になった、ナガサワオリジナルの3本差し『キャップレザーペンケース』(S5000円、L6000円)に入れて持ち歩きます」

◆読んでいるものを「立体化」する蛍光ペンと色鉛筆

 「本や資料は、マーカーで線を引いたり青鉛筆で囲んだりすると、文章が立体化し頭に入ります。パイロットの『フリクションライト』と三菱鉛筆の『朱・藍鉛筆』を愛用」

取材・文/岸本洋美 写真/石塚定人