クリスさんの4つの「しないこと」

1. SNSは見ない、しない
「最近、フェイスブックのメッセージが増えすぎて対応できなくなったので、思い切ってアカウントを削除。おかげで、多くの時間と自由を取り戻せたと思う。インスタグラムもほとんど見なくなったよ」

2. 「仕事」と「生き方」を分けない
「誰もが自分を犠牲にする生き方は選ばないはずなのに、仕事となると、日本人は平気で自分を犠牲にするね。その精神は美しいけれど、自分を大事にする働き方を選んだほうが、結果的に仕事でも成功するはず

3. 朝イチでメールのチェックはしない
「1日のうちで最も脳のパフォーマンスに優れた朝の時間は、『自分の人生にとって一番大切でやるべきこと』に集中するのが、僕のルール。メールチェックなど、頭を使わない作業は、空いた時間に行うんだ」

4. 50分以上、続けて作業しない
『集中力を要する作業は25分単位』というタイムマネジメント法を取り入れ、50分作業をしたら5分は休憩を入れている。50分の間は電話もオフ、メールも見ないで、ひたすら作業に集中しているよ」

【即効性あり】「5秒の法則」

→脳が「できない理由」を見つける前に動く

 やるべきと分かっているのに行動できない……そんなときにはアメリカの講演者、メル・ロビンスが提唱する「The 5Second Rule」(5秒の法則)が有効だとクリスさん。

 「何かをやろうとするときに5秒以上たつと、人は頭の中で『やらない言い訳』を考えだすんだ。なぜなら、脳の本能の部分が安全意識から変化を嫌うため。だから、脳のその部分が危険を察知する前の、5秒以内に動いてしまうことが大事。この繰り返しで、すぐやる習慣が身に付くよ」

やるべきことが頭をよぎったら……

カウントダウンスタート

5秒以内にとにかく動く

【人生の大問題にも効く】「3カ月プラン」

→自分の「恐怖」と「1日1分」向き合うことから始める

 「僕自身、以前は『得意で好きなこと』だけで生きていこうとしていたけれど、それは問題から逃げているだけだと気づいたんだ。だから今は、『逃げたいこと、怖いこと』のリストを作り、1つずつ3カ月間のプランを立ち上げて問題と向き合うようにしている。1日1分のワークから、段階を踏んで取り組むことが大事だよ」

3カ月プランのステップ

<1週目>
1日1分、問題について考える

まずはその問題について考えるだけでOK。漠然とした不安や恐怖もきちんと向き合うことで、何が問題かが見えてくる。1日1~10分間続けるうちに、自然と行動できる段階に移れる。

<2週目>
解決法を探し、学ぶ

漠然としていた問題が具体化されたら、次にそれを解決する方法を1つずつ探して学んでいこう。本や動画で学ぶ、学校に行く、人に聞くなど、方法はさまざま。自分に合う方法を見つけよう。

<3~13週目>
問題解決に向け実行する

学んだ解決法を、実際に行動に移していこう。学びが足りない場合は、もう少し時間をかけてもいい。解決したいテーマは1つに絞り、同時進行させないのがコツ。集中して取り組もう。

取材・文/西尾英子 写真/洞澤佐智子

日経WOMAN2019年5月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります