「3つのステップで日常を書き留めることで毎日が変わる!」と話題の本『メモの魔力』。著者の前田裕二さんに、人生を豊かにし、自分を好きになるためのメモ術を教わりました。

・前田裕二が伝授・自分が愛おしくなる「メモの魔力」 ←今回はココ
「メモの魔力」実践編 3ステップで書く&99の質問

メモを取ることで自分の未来が変わる

 日常で見聞きしたことをひたすら記録することで、思考が深まり人生が豊かになる─。そんな「メモ」の効用と実践法を記した、SHOWROOM社長の前田裕二さんによる『メモの魔力』(幻冬舎)が話題だ。

 「『メモを取る』って、人生にいいことしかないと本気で思っています」と力説する前田さん。「SNSで『#メモの魔力』を検索すると、どんどん「メモ魔術」を実践する人が増えていて、うれしく思います」

 そのメモ術を実践しSNSにアップする人が続出する一方で、「難しくて挫折した」という人も。そんな声に前田さんは、「『どうしてこんな難解な言葉で説明してしまったんだろう』と、自分でも反省しています」と謙虚に話す。

前田裕二さん
SHOWROOM代表取締役社長。1987年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、外資系投資銀行に入行。ニューヨーク勤務を経て2013年にDeNAに入社し、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年にSHOWROOM株式会社を設立し、独立。17年に上梓した初の著書『人生の勝算』がベストセラーとなった。

 「『メモの魔力』でお伝えしているメモ術は、友人や家族との関係や仕事、人生に効果を発揮するもの。気軽にトライしてほしいと思っています」

 そもそも前田さんがメモの効用を実感し始めたのは、小学生の頃に遡る。「授業中に気づいたことをびっしりノートに書き込んで、シールを貼ったり、色分けしたりして自分なりにまとめていました。それを見た先生や兄が褒めてくれるのがうれしくて! メモによって周りに認められ、人生が変わる楽しさを体感したんです