「なぜ今、お金を「増やす力」が必要なの?」――長く生きる時代だから、1つの会社やパートナーに依存する生き方はリスクは大きいと言われています。経済評論家の勝間和代さんは「少しでも早く、自分の力でお金を増やす経験を積んでおくことが大事」と話します。インタビューを雑誌『日経WOMAN』からお届けします。

自分で稼げる力を養おう

 「人生100年」といわれる一方で、年金も終身雇用も期待はできない今の時代。会社やパートナーに頼る生き方はリスクが大きい。だからこそ、「WOMAN読者も自分で稼げる力を養ってほしい」と勝間和代さんは話す。

経済評論家・勝間和代さん 1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶応義塾大学商学部卒業。マッキンゼー、JPモルガンで金融相場の分析や金融商品の設計に携わった後に独立。なりたい自分になるための教育プログラムを「勝間塾」で展開するほか、東京・五反田にキッチンスタジオ「クスクス」をオープン。近著に『勝間式 食事ハック』(宝島社)など
経済評論家・勝間和代さん 1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶応義塾大学商学部卒業。マッキンゼー、JPモルガンで金融相場の分析や金融商品の設計に携わった後に独立。なりたい自分になるための教育プログラムを「勝間塾」で展開するほか、東京・五反田にキッチンスタジオ「クスクス」をオープン。近著に『勝間式 食事ハック』(宝島社)など

 「会社から毎月給与をもらっていると、お金に無頓着になりがち。まずは投資でも、モノやスキルを売ることでも、アルバイトでもいい。給料以外でお金を得る経験をしてみることが大事。『苦労してこれしか稼げないのか』と愕然とするかもしれませんが、それを知れば普段の生活にも、今後の人生設計にも変化が起きます」。

 最初は失敗しても構わないので、早いうちに経験を積むことが重要、と勝間さん。「失敗も織り込み済みで計画を立て、次に生かせばいい。リターンのためにリスクを取る経験を積むことが、将来の財産になります」。

 まずはすきま時間を生かして、「給料+α」の収入を得ることから始めてみよう。「稼ぐ力」を磨くことが、自分らしく生きる自信にもつながるはず。

 次のページから、勝間さんが伝授するお金を増やすコツや生活改善ポイントについて紹介します。