クライアントへの提案資料、社内の企画会議…。プレゼンを求められるとき、自分のやり方に胸を張れていますか? なかなか教わる機会が少ない「伝わる」資料づくりのコツを、成約率/稟議(りんぎ)通過率8割超えの“プレゼンのプロ”、城みのりさんが伝授します!
日経doorsアカデミー プレゼン資料づくり
日経doorsアカデミー プレゼン資料づくり
-
1成功するプレゼン資料 「見た目」を重視すべき理由
-
2伝わるプレゼン資料 「構成」の極意【最強シート付き】←今回はココ
-
3「言いたいこと」は先に言え 響くプレゼン資料作成法
-
4ビジュアルセンス不要! プレゼン資料が見違える3カ条
-
5プレゼン資料 スマートに見せる法則は【テンプレDL】
-
6極意を使いこなそう プレゼン資料を磨くワーク3連打
ビジネスシーンで今すぐ役立つノウハウをお届けする「doorsアカデミー」のプレゼン資料編、第2回は資料の「屋台骨」となる構成のしかたを学びます。
プレゼンの「ストーリー」、独り善がりになってない?
こんにちは。グローバル・カルテット代表の城みのりです。皆さんはプレゼン資料を作るとき、「ストーリー(ロジック構成)」を意識したことがありますか?
リアルの講座を開催する機会などで受講者に尋ねると、自分では「意識できている」と思っている人が多いです。クライアントなどプレゼン相手に、どうしたら提案内容を理解してもらえるのか――。確かに、一番気を使うのは「ロジカルな説明」なので、そういう自己認識が強くなるのかもしれませんね。
ただ、「ストーリーには気を配っている」という声と同時に、こんな証言も聞こえてきます。
「実は、部署で引き継がれる資料を焼き直したり、継ぎはぎしたりして使っている」
「長めの資料になると、どういう順番で要素を並べたら効果的なのかに悩んでしまう。ページを入れ替えるなどの作業に時間が掛かる」
残念ながら、これらに心当たりのある人は、意識しているはずの「ストーリー」が独り善がりのものになっている可能性が高いです。プレゼンのストーリーには鉄板の構成があり、それが身に付いているなら迷う必要はないからです。2ページ目から、相手に伝わる構成とはどういうものなのか、学んでいきましょう。パワーポイントは使いません。