クライアントへの提案資料、社内の企画会議…。プレゼンを求められるとき、自分のやり方に胸を張れていますか? なかなか教わる機会が少ない「伝わる」資料づくりのコツを、成約率/稟議(りんぎ)通過率8割超えの“プレゼンのプロ”、城みのりさんが伝授します!

日経doorsアカデミー プレゼン資料づくり

ビジネスシーンで今すぐ役立つノウハウをお届けする「doorsアカデミー」のプレゼン資料編、第3回は資料の構成の仕上げである「キーメッセージ」のつくり方を学びます。

「キーメッセージ」とは何か

 こんにちは。グローバル・カルテット代表の城みのりです。第2回(伝わるプレゼン資料 「構成」の極意【最強シート付き】)では、相手に伝わる「構成」について特製のエクセルシートを駆使しながらお伝えしてきました。皆さんの会社で必要とされる資料を念頭に、エクセルファイルの「スライドタイトル」の欄まで埋めてもらいましたね。

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 今回はそのすぐ右隣の欄、「キーメッセージ」について詳しく説明していきます。

 上司からプレゼン資料作成のアサインを受ける際、「キーメッセージを作っておいてもらえる?」という指示をもらうことがあるかもしれません。そのとき、そもそも皆さんは、何を求められているのかすぐに理解できますか。前回記入してもらった「タイトル」とはどう違うのでしょうか。

 一言でいえば「キーメッセージ」とは、そのスライドで一番伝えたいメッセージのことです。「タイトル」は、あくまでそのスライドが、全体構成の中でどのパートなのかを記しているだけであって、「プレゼン相手に訴えかけたいこと」ではないですよね。

 まずは体感してみるのが分かりやすいと思います。下のスライドは、私が経営している会社の業務内容と、品質管理の仕組みを表したスライドです。ただ、キーメッセージはあえて削除してあります。もし、あなたの手元にこの資料が届いたら、作り手の伝えたいメッセージを理解するのにどれくらいの時間がかかりそうですか。

一見美しい資料でも、「キーメッセージがないこと」がなぜ致命的なのか? 2ページ目から解説していきます
一見美しい資料でも、「キーメッセージがないこと」がなぜ致命的なのか? 2ページ目から解説していきます