聖心女子大学で開催されたリンダ・グラットン氏の特別授業。質疑応答の時間には、学生たちがグラットン氏にさまざまな質問をぶつけました。次々と噴き出す学生たちの悩みに、グラットン氏はどう答えたのでしょうか。

 テクノロジーの進化によって寿命は年々延び、1997年生まれの人の平均寿命は101〜102歳になる可能性もあるといわれています。つまり、今後は祖父母や両親の時代の生き方が全く通用しなくなるということ。私たちはこれからどのように人生を設計すればいいのでしょうか?

  授業参加者のリアルな悩みを解決するグラットン氏からのアドバイスをQ&A形式で紹介します。

 (Q→大学生、A→グラットン氏)

聴講していた学生は、キャリアの悩みをグラットン氏に次々と打ち明けました

 ◆前編はこちら ⇒ リンダ・グラットン マルチステージ型の人生のススメ

味方のはずの親が…障壁に

Q.ベンチャー企業や外資系企業で働きたいのですが、年功序列の大企業で働いてきた親に反対されてしまいました。説得する方法はありますか?

A.皆さんは今まさに変革期の中にいます。ご両親が反対されるのも無理はありません。年功序列型の企業で成功を収めてきた親世代が変化を理解し、受け入れるのは至難の業です。しかし、時代は確実に進んでいます。勇気を持ち、自分の選択を信じて、世界がどのように変化しているのかをご両親に伝えてください。

 それでも反対されたら、まずは両親が勧める職場で働いてみるのも一つの手段。大企業で働くのは決して悪いことではないからです。けれど、それで自分の人生は十分だと思わないこと。常に成長する方法を考え、ステップアップが必要だと感じたら行動に移してください。一度大企業を経験した上で両親に新たな人生プランを提示したら、今度は受け入れてくれるかもしれませんよ。

 また、平均寿命が100歳まで延びれば、人生はさらに長くなります。自分のやりたいことをすぐに実現できなかったとしても、長い人生の中で挑戦する機会はあるはず。チャンスを見計らってチャレンジしてみましょう。