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もう一度受けたい授業

親の反対、会社の圧力、迷える自分…リンダ式乗り越え方

ベストセラー『LIFE SHIFT』著者による「長寿時代の勝ち組」/後編

周囲を巻き込んで行動を起こす

Q.これから新しいビジネスを始めるなら、どんなジャンルがおすすめですか?

A.日本で起業をしてビジネスを始めるなら、健康系とツーリズム系がおすすめです。日本特有の健康的なライフスタイルや食生活を紹介するビジネスには大きなチャンスがあるでしょう。また日本の場合、電車は高度に発展していますが、電車を降りた後なかなかホテルにたどり着けずに困っている外国人旅行者が目に付きます。迷わずホテルにたどり着けるアプリには需要があるのではないでしょうか。

 どんなビジネスを始めるにしても、まずは100歳まで生きる前提で考えることが大切です。その上で「このままではいけない」「状況を変えたい」と思うことがあれば、周囲の仲間と団結し、ムーブメントを起こしてください。

 例えばアメリカでは現在でも、女性がCEOやマネージャーなど組織の幹部職に就くことに抵抗を感じている人がいます。しかし、今まで立場が弱かった女性たちがセクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を告白・共有する「#MeToo運動」によって、女性に対する考え方は大きく変わりました。周囲を巻き込んで団結すれば、変化を求める声は何倍にも膨らみ、世界を変える力になるということです。

「周囲の仲間と団結し、ムーブメントを起こしてください」
「周囲の仲間と団結し、ムーブメントを起こしてください」

Q.新たなチャレンジをするには、さまざまな問題や障壁があります。どうすれば困難に立ち向かう勇気を持つことができますか?

A.例えば企業組織の場合、くるみの殻を割るように、少し割れ目を入れてそこから一気にむくと簡単に殻が外れることがあります。しかし日本の企業は別。組織構成が複雑なため、ほんの少しのひび割れを入れることさえも難しいのです。

 とはいえ、突破口がないわけではありません。自分は何をしたいのか、誰と組んでどんなゴールを目指すのか、明確に目標を決めて実行し続ければ、世界は変わります。大切なのは、繰り返し目標を設定して実績を積み重ねていくこと。政府や企業が動くのを待つのではなく、自ら変化を起こし、自分たちの力で社会を動かしていきましょう。

取材・文/華井由利奈 写真/小野さやか

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