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\Power 20s/ 女子力なんてぶっとばせ!

漫画家・矢島光 2度の挫折を力に変換 今ならやれる

サイバーエージェントか、漫画家かの岐路で「退路は断つほうが私には合ってる」

仕事と漫画に全力投球して消耗、半年休職

 そして、仕事にも漫画にも全力投球を続けた結果、体調を崩し、入社2年目の6月から12月まで休職することになる。「半年間、都内の実家に帰って母が作ったごはんを食べてゆっくりしていました。サイバーでは、休職中も6割ぐらい給与が出るんです。本当にいい会社でした」

 その休職中、思いがけずいくつかの恋愛をした。中でも印象的だった人の話をしてくれた。

 「大学時代の友達と久しぶりに数人で飲むことになって。そうしたら、そのうちの1人が私を気に入ったみたいで2人で遊ぶようになりました。でも彼には私のほかに『彼女』がいたんです。いや、それどころかもっといたな(笑)。私が『今メンタルの調子悪いんだ』って言うと、『大丈夫。俺そういうの慣れてるから!』って笑顔で言っちゃうタイプ。スカッとしてて、好きになっちゃったんですよ。そんなんで好きになるとか、病んでた証拠ですよね(笑)

自分のほかに彼女がいる男性を好きになった
自分のほかに彼女がいる男性を好きになった

 その時期に、漫画に関する運命的な出会いもあった。人から誘われて出席した集英社のパーティーで、『キングダム』作者、原泰久氏とすれ違ったのだ。「原先生も元会社員でエンジニアだったので、あろうことかミーハー心で『会社員から漫画家になるにはどうしたらいいですか?』とずうずうしくも質問し、さらに握手までしてもらいました」

 原さんの返答は「30歳までにヤンジャン(『週刊ヤングジャンプ』)に載ればいいのでは?」。この言葉が、後から効いてくることになる。

幸運にもサイバーに復帰できたものの……

 半年間の療養のあと、幸運にも矢島さんはサイバーに復帰することができた。と同時に、漫画はもうやめようと思った。「サイバーで、世に物を出すときのクオリティーのレベルを学びました。仕事も漫画も、高レベルなアウトプットで両立しようとすると、どちらも中途半端になって、会社にも編集部にも迷惑を掛けてしまうと思った」

 でも、一度やめたと思っても、つい描いてしまう。家に帰って…、暇なときに…、「つい絵を描いちゃう」。いわゆる創作意欲が湧き出してしまったのだ。そして、入社2年目の2月、サイバーを辞め、漫画に集中することを決断した。

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