ネガティブな気持ちは「自分モニタリング」で管理
「自分の軸」を大切に、学生でありながらさまざまな人とつながり、活動を続けてきた朝比奈さん。いくら「好きなこと」に集中しているとはいえ、チャレンジの数や関わる人の数が増えれば、トラブルが降り掛かったり、対応に悩んだりする場面に出合わないわけがありません。それでも「人生には、自分にとって必要な壁しかやってこないと思うようにしてるから」と前向きです。
その秘訣を聞いてみると、自分の感情をコントロールするために活用しているスマートフォンのアプリを紹介してくれました。
「『Mr Mood』というアプリで、毎日の気分を5段階の『表情』で記録できます。過去のログは点数化されて、グラフ形式でまとめて振り返れるから便利。壁にぶつかると、つい『私はずっとうまくいってない』なんて思い詰めがちですが、客観的に見ると1週間前はすごく好調な日が続いていたりするし、もちろんその逆もあります(笑)。だから、苦境も絶対に乗り越えられると信じて、悩むより行動します」
自分らしく働くことを実践したい人には、参考になる「自分モニタリング」法といえそうです。
取材・文/堤真友子 構成/加藤藍子(日経doors編集部) 写真/清水知恵子