知名度よりも価値観を優先して、所属事務所を選んだ
―― 30社以上のスカウトがあった中、どのような視点で現在の事務所(ホリプロデジタルエンターテインメント)を選んだのでしょうか。
景井 オファーをいただいた事務所にはすべて足を運び、お話を聞きました。そんな中でも、一番私の意見を尊重してくれたのが、今所属しているホリプロデジタルエンターテインメントです。
譲れない希望が2つあって、1つはTikTokerとしての私を生み出してくれたTikTokは絶対に続けたいということと、もう1つは女優を目指したいということ。だから「まず女優として演技にしっかり取り組み、ちゃんと名前を挙げられるようになってからYouTubeはやりたいです」と伝えたんです。そうしたら、「もちろんそれで大丈夫。逆にそっちのほうがいいと思う」と、マネジャーさんも言ってくれたので迷いなく決めました。
―― 組織の知名度や大きさよりも、やりたいことや価値観を最優先に決断したのですね。厳格なご両親はどのように説得したのでしょう。
景井 もともと親は芸能界に関心がないのですが、その詳しくない親でも知っているような大きい事務所もあったので、それで安心してくれたみたいです。今では、私が制作に関わったグッズ情報をまめにチェックしてくれていたり、私が投稿する毎日のSNS投稿は全部見てくれていたり、応援してくれています。夜にTikTok投稿をすると、すぐに「今日の動画、面白かったよ」とか感想を送ってくれて(笑)。離れていてもSNSでつながっている感じがします。