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\Power 20s/ 女子力なんてぶっとばせ!

TikTokフォロワー460万人景井ひな バズる動画の作り方

(上)有名になれるチャンスが多いTikTok 約30社からオファーを受けて譲れない思い

はやりの海外動画がネタのベースに 発信のタイミングが命

―― 約1年半毎日投稿を続けていく中で、バズる・バズらないの肌感覚は身に付きましたか?

景井 だいぶ身に付きました。それでも、アクセスが伸びない時があると、「これは違った」とか「タイミングを誤った」と理由を分析したりして、日々トライアル&エラーですね。ネタは、基本的に海外ではやりネタを探すことが多いです。フォロワーさんの2割くらいは海外ユーザーなので、海外に向けても発信したいと思っています。海外の流行をヒントに、国内外どちらの視点からも面白いと感じてもらえるアレンジを加えています。

 逆に、これってどうだろう?と思っていたのに、思わぬ反響があった動画もあります。例えば、予想以上にバズったのが、「棺桶(かんおけ)ダンス」という海外のTikTokではやっていた音源のリズムに合わせて、ケータイのボタンを人さし指で押していく動画です(*3)。

 私はいつも1時間以上の時間をかけて動画を撮るので、シンプルな構成で早く撮れたときは不安しかなくて。このときも「短時間で簡単に撮れた動画がバズるかな……」と思いながら投稿したんですが、棺桶ダンスの音楽をケータイのプッシュ音で奏でているように見えるとコメント欄が盛り上がりました。

―― バズる動画の要素としては、「どうやっているんだろう?」という興味や「面白い」という意外性が大事なんですか?

景井 基本的にバズる動画の王道って、マジックのように種や仕掛けが分からないものだったり、自分では絶対にやらないくらい手間がかかっている動画だったり。例えば、私の動画ですと、「連続投稿ピンポン玉チャレンジ」っていう、複数並べたフライパンの底にピンポン玉を当て、バウンドさせながらグラスの中に入れるという6回シリーズのコンテンツがあります(*4)。制作に毎回丸1日かかるんです。見ている人は大変だから自分ではやらないけれど、結果が気になるから見てくれる。チャレンジの難易度が毎回上がる最後の6回目に、オチになるようなハプニングがあって反響がありました(*5)。

 シリーズものは一気に投稿するのではなく、日にちの間隔を置いて投稿します。どれだけ人気のシリーズでも、頻繁にネタを出すと飽きられてしまうんです。3~5個のストック動画を常に準備していますが、1日仕事が入っていて撮る時間がない日には、できる日にあらかじめ多めに撮りだめをするようにしています。

 それでも難しいのが、TikTokって流行の速度がすごく速くて2~3日で傾向が変わっちゃうんですよね。2~3日後まだはやってはいても、その時点で投稿するのでは既に遅く、乗り遅れちゃうとバズらないことも多い。だから、ストックしているうちにボツになったストック動画もたくさんあります。話題になりそうなネタを的確にキャッチする感覚と、投稿のタイミング、旬の海外ネタを日本人向けにアレンジするさじ加減が大切です。

 続く、(中)「毎日19時投稿でTikTok女性日本一達成 21歳人気の秘密」では、景井さんがチャレンジを続ける原動力やSNS発信上のこだわりについて聞きました。

<景井さんのTikTok動画リンク>
(*1)メイクチャレンジ
投稿初期に再生数・フォロワーが伸びるきっかけとなった動画。当初は、TikTokの中ではやっているものを後から追いかけて流行に乗っていた

(*2)ムーブカメラ
当時はやっていたムーブカメラを使った特殊な撮影方法で、一気にフォロワー数が数万人に躍進

(*3)棺桶ダンス×ケータイプッシュ音
動画投稿後、1億回超の再生回数を記録

(*4)ピンポン球シリーズ1
複数の鍋を裏返してランダムに置き、ピンポン玉を鍋底に当ててバウンドさせながらグラスに入れるチャレンジ

(*5)ピンポン球シリーズ6
2回目以降徐々に配置や難易度が変わり、6回目のチャレンジ。動画の最後にはオチ付き

取材・文/加藤京子(日経doors編集部) 写真/景井さん提供

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