趣味で始めた投稿から人気に火がつき、投稿開始1年4カ月でTikTokフォロワー数・女性日本一となった景井ひなさん(21歳)。投稿に対する動画視聴者のダイレクトな反応に不安も感じつつも日々前進する歩みを止めず、ファンの期待に応える動画作りに励んでいます。今回は、景井さんがチャレンジを続ける原動力やSNS発信上のこだわりについて聞きました。

上 TikTokフォロワー460万人景井ひな バズる動画の作り方
中 毎日19時投稿でTikTok女性日本一達成 21歳人気の秘密 ←今回はここ
下 中傷を乗り越えて SNSからスター誕生 TikTok景井ひな

日経doors編集部(以下、――) TikTokは、月間アクティブユーザー数が8億人以上のダウンロード数を誇る世界的に人気のプラットフォームです(2020年7月現在)。460万人以上のフォロワー数を獲得してきた景井さんならではの動画の特長は何でしょう。

景井ひなさん(以下、景井) TikTokのジャンルを1つに絞っていないところですかね。皆さんそれぞれの強みがあって、正統派かわいい系、あざとかわいい系、原宿系ファッション系、ダンス系、コントやネタ系、ドッキリ、リップシンク(口パク)など、ジャンルの幅が広い中で、私は一つに絞れていなくて、いろいろなジャンルを扱っているというところが自分の中では強みだと思っています。

クールさやかわいさ、喜怒哀楽の表情の豊かさも人気の秘密である景井ひなさん
クールさやかわいさ、喜怒哀楽の表情の豊かさも人気の秘密である景井ひなさん

―― 毎日動画投稿をする中で、失敗経験はありますか?

景井 基本的に私は挑戦したことのないジャンルの動画も、1度は挑戦するようにしているんです。みんなの反応を見ながら、例えば、手持ちで撮るスタイルのリップシンクは私の動画の中にいらなかったんだとか、小さな失敗を重ねる中でファンの反応を見ながら情報を集めています。そうして、まずは広くチャレンジしてみる中でいらないジャンルを絞って、必要ないものは手放していく。扱うジャンルが幅広い分、すき間時間はいつも情報収集をしています。

 1年半毎日続けても、全然手応えや自信はなくて……。投稿するのは、自分の中ではすごく満足がいくものなんですが、それがみんなからすると面白いのかどうかはやっぱり怖くて、いつも動画を上げる瞬間は不安です。