「私の転職ストーリー」では、doors世代の転職成功例を紹介。20~30代の女性たちは、一体どんな理由で転職を決意し、どのように転職活動を乗り切ったのでしょうか。今回登場するのは、美容・健康・生活家電の製造販売を行うKALOS BEAUTY TECHNOLOGY(カロスビューティーテクノロジー)に、リファラル採用で転職した柳沢文佳さん。前編では、1回目の転職から学んだ教訓、後編では、周囲から「推薦される人」になる秘訣を聞きました。

(上)勢いで転職し、激務で体重8kg増 失敗を教訓に再転職
(下)リファラル採用に成功する3つの秘訣 役割増えて残業減 ←今回はここ

前職の上司からの推薦で、KALOS BEAUTY TECHNOLOGYに転職した柳沢文佳さん
前職の上司からの推薦で、KALOS BEAUTY TECHNOLOGYに転職した柳沢文佳さん

リファラル採用でも転職前にすべきことは?

 激務による疲労と、社内体制への違和感が原因で退職を決意し、リファラル採用でKALOS BEAUTY TECHNOLOGYへの転職を決めた柳沢さん。先に入社していた元上司からの推薦で入社することが決まりましたが、声をかけられてすぐに転職を決めたわけではなく、入社には慎重な姿勢だったといいます。

 「誘われたから転職するのではなく、きちんと自分に合うかどうかを判断してから入社を決めたいと思いました。そのため、休日を利用して上司が勤める会社のイベントに参加したり、職場見学をして開発中の商品を見せてもらったりして、仕事内容や社員の人柄を事前に知る機会をもちました」

 また、カジュアル面談の場を設けてもらい、条件面や労働環境など、気になることは何でも聞いたといいます。

 「特に、残業時間や休暇の取りやすさについては率直に確認しました。通常の転職活動だと遠慮して聞きづらいことも、すでに信頼関係が築けている人であれば聞きやすいので、条件面や労働環境の確認が気軽にできることは、リファラル採用のメリットだと思います」

 事前に働く環境を確認できたことで、「この会社なら自分に合う」と確信できた柳沢さん。一方で、リファラル採用は推薦する側にも責任が伴います。「一緒に働きたい」「この人なら成果を出してくれる」と思われ、周囲から「推薦される人」になる秘訣は何なのでしょうか。