「私の転職ストーリー」では、doors世代の転職成功例を紹介。20~30代の女性たちは、一体どんな理由で転職を決意し、どのように転職活動を乗り切ったのでしょうか。今回登場するのは、コンタクトレンズメーカー・SEEDへの転職がきっかけで、愛媛から東京に移住したMさん。上編では、なぜ地元を離れることにしたのか、下編では、オンライン面接のコツや、入社後に素早く周囲に溶け込む方法などを聞きました。

(上)コロナ禍に転職成功 修業のため愛媛から上京した29歳
(下)入社後1年未満で主任昇格、年収、社内評価を上げる秘訣 ←今回はここ

SEEDで営業企画を担当しているMさん
SEEDで営業企画を担当しているMさん

コロナ禍転職、成功のポイントは「発想の転換」

 キャリアアップを図るために、地元・愛媛を離れて大都市圏の企業に転職する決意を固めたMさん。転職活動を開始したのは、コロナ禍初期の2020年2月から。

 「当時は食品メーカーに勤務していたので、感染防止のため県外に移動することなく転職活動をする必要がありました。10社中6社は、書類選考からオンライン面接に進みましたが、最終面接に限っては『対面で』と言われることがほとんどで。当時の状況を考えると県外に出るわけにはいかず、最終面接が対面の企業の選考は辞退。コロナ禍での転職活動に厳しさを感じることもありました」

 しかし、Mさんはマイナス面に注目するのではなく、プラス面に目を向けました。

 「コロナ禍でオンライン化が進んだからこそ、地元以外の場所での転職活動がしやすくなったのも事実です。オンライン面接が普及する前であれば、面接のたびに愛媛から東京に移動する必要があり、それだと費用面でも時間面でもコストがかかりすぎてしまいます。コロナ禍自体は喜べるものではありませんが、苦しい局面で発想を変えて、プラスに転換できる要素を見つけることも大切なのではないでしょうか」

 そしてMさんは、最終面接までオンライン対応が可能だったコンタクトレンズメーカー・SEEDから内定を獲得します。オンライン面接の際には、どのようなことを心掛けていたのでしょうか?

Mさんの転職ストーリーを読み解くと、年収や社内評価を上げる秘訣も見えてきます
Mさんの転職ストーリーを読み解くと、年収や社内評価を上げる秘訣も見えてきます