投資信託 商品によって違う値動き

 「いざ、投資信託をやってみよう!」と思っても、恐らく、商品の一覧表を見ると「何から選べばいいのか」戸惑ってしまうかと思います。

 そこで、まず、商品のカテゴリーを見てみましょう。国内や外国の株式、債券、REIT(不動産投資信託)などがありますが、カテゴリーごとに値動き(リスク)の大きいもの、小さいものがあるのです。

 次の図は、横軸をリスク、縦軸をリターンとして、過去の平均的な値動きの分析によって配置したものです。値動きは、左下の国内債券が最も小さく、右上の外国株式が最も大きいことが分かります。

リスクはこれだけ違う

 筆者は投資を始めて間もない頃、異なるカテゴリーのものを同額で購入してみたのですが、当時の感想は「国内債券は、預貯金に毛が生えたか抜けたかくらいの値動き」「外国債券は、為替の影響で値動きがそれなりにあるのね」「株式やREITは、上がり下がりがあるなぁ。いかにも投資って感じ」でした。

 当時の私のように分散して投資する方法もありますし、最初から国内外の株式や債券、中にはREIT(不動産投資信託)も含めた、いろいろなカテゴリーからあらかじめセットされたバランス型という投資信託の商品もあります。もちろん、「このくらいの金額なら、外国株式のみ!」という選択だってアリです。