スマホ決済はどうやって選べばいいのか

【2】電子マネー

 電子マネーが出現してきたときは、もともとチャージをすることが原則のカードで、支払い時に端末にピッとかざすタイプのものでした。その後、カード型だけでなく、ガラケーにアプリを入れてモバイルでも使えるように進化し、今ではスマホのウォレット機能で使えるようになりました。

 交通系のSuica、コンビニではnanaco、スーパーではWAONなどが有名です。クレジットカードに付帯したQUICPayも電子マネー。乗り物に乗る際には圧倒的に便利ですし、買い物のときもかざすだけなので、支払い時のスマートさはナンバーワンです。

【3】スマホ決済

 支払う側がスマホアプリのQRコード等を見せるか、店舗等のQRコードを読み取るかのいずれかの方法で決済します。2018年の「PayPay」の登場で一気に広まった印象があります。2019年10月の消費税増税に伴うキャッシュレスポイント還元が発表されたタイミングで広告やキャンペーンを打ち、「PayPay」は、スマホ決済でシェア1位になりました。その後、さまざまな業種でスマホ決済サービスが始まり、現在、スマホ決済サービス業界は、戦国時代の様相です。ただ、そのうち淘汰され、提供会社の合併などもあり得るでしょう。

 今はいろいろ試していい時期だと思います。もし、何を選べばいいのか迷っているなら、自分のスマホキャリア系列のスマホ決済を選ぶと、お得に使える可能性が高まります。少し前までは、「なんちゃらペイ」なんて皮肉っぽく言う人もいましたが、進化とお得度は、もはや鼻で笑えるものではありません。