2019年10月の消費税増税に伴い、政府のキャッシュレスポイント還元事業が始まりました。対象店舗であれば、コンビニなどでも2%、中小店舗で5%の還元があります。この事業は延長への期待が高まっていますが、現状では6月までとなっています。

 でも、9月からは、マイナンバーカードとキャッシュレス決済の組み合わせにより、一定額をチャージして前払いすることで、国から最大一人5000円相当のポイントが付与される「マイナポイント」が始まると発表されています。これらは、現金で支払うと受け取れないものなので、キャッシュレスがお得であることは明らかです。

 さて、3つに分類したキャッシュレス決済では、それぞれをどのように活用していけばいいのか、気になりますよね。

キャッシュレス3種類、使い分けの方法

■クレジットカード

 スマホ料金などの通信費、光熱費や住宅費など、一昔前なら銀行口座からの引き落としが当たり前だったもの、通販サイトや鉄道・航空会社のサイトからのインターネット決済をする場合や、クレジットカードのみのキャッシュレス決済対応の店舗などで使うといいでしょう。また、クレジットカードのポイントが2.5%超など高還元率の場合は、クレジットカードを使ったほうがお得です。

■電子マネー

 改札でのタッチ・アンド・ゴー、鉄道会社系列のショップなどでポイント還元率が高い場合は、電子マネーを使うといいでしょう。また、すごく急いでいる場合は、電子マネーが最も手軽に決済できて便利です。

■スマホ決済

 スマホ決済できるものは可能な限り活用したほうがいいでしょう。決済サービス会社による独自のポイント還元やお得な割引クーポンなどのキャンペーンがあったり、スマホ料金をクレジットカード決済する場合は、スマホ決済とクレジットカードのポイントが両方ついたりしてお得です。

 この3種類のキャッシュレス決済の中で一番お得なのは、スマホ決済です。なぜそうなのか、続きを読む人はこちら
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文/川部紀子