新型コロナウイルス感染症に振り回された今年も半年が過ぎました。ワクチンや治療薬もいまだ開発中で対応策が確立されていない今、新しい時代に突入したと考えるべきなのかもしれません。仕事に関して大幅に予定が変わってしまったり、失業などのピンチに陥っていたりする人も増えているようです。そんな不安定なコロナ時代に初めて訪れた夏。ボーナスが支給された人もいます。7月はボーナスについて考えていきましょう。

2020年夏のボーナスは格差あり

 2019年10月の消費税増税に伴う消費の冷え込み、新型コロナウイルス感染症による経済活動の縮小……。多くの企業にとって非常に苦しい状況が続く中で夏がやってきました。

 通常であれば、うれしいボーナスの季節でもありますが、今回は全体的に厳しい水準になることが予想されています。昨年、一昨年のボーナスが過去最高を塗り替えるほどの高水準だったため、今回のマイナス幅は非常に大きく感じられることになるでしょう。

 観光関連など大きな打撃を受けた業種の中には、早々とボーナスを支給しないことを発表した企業もあります。一方、予定通りに支給されたという人もいます。

 2020年6月17日に大手企業の団体といえる日本経済団体連合会(経団連)が業種別妥結状況(加重平均)を公表していますが、総平均で92万5947円となっています。

 こうして、ボーナスのデータは各種公表されていますが、正社員であっても0円から100万円に届きそうな金額に至るまで、大きな差があることが分かります。

 そして、ボーナスと毎月の給料の大きな違いについて、もうお気づきですよね。