2020年11月28日にオンライン配信で開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2020 Winter」では、20代で起業したハヤカワ五味さんと秋元里奈さんのトークセッションを開催。やりたいことをどう見つけたのか、しんどい時の乗り切り方、やりがいを感じる時などについて、率直に語ってくれました。
走り出してやりたいことが見えてきた
編集部(以下、――) お二人は20代で起業しています。どうすれば、若いうちにやりたいことを見つけられるのでしょうか。
秋元里奈さん(以下、秋元) 私はDeNA入社後にやりたいことが見つからず、モヤモヤ悩んでいました。ところが入社から3年たったころ知人に「実家は農家だった」と話したら「面白いじゃん」と盛り上がり、農業について勉強するようになったんです。そこで生産者が抱えている課題に行き当たり、「何かしたい」と思ったのが起業のきっかけですね。
ハヤカワ五味さん(以下、ハヤカワ) 私はやりたいことがあったのではなく、趣味の延長でやっていたブランドの商品をSNSに上げたら600件近く注文が入ったのがきっかけです。起業してからユーザーの声を聞いたり、自分の仕事の社会への影響が見えたりする中で視座も上がり、そこから「こういうことをやりたい」「これは社会的意義があるだろうか」と考えるようになりました。実際に走り出してから、やりたいことが見えてきたタイプです。