2019年5月19日、働く女性に向けた総合イベント「WOMAN EXPO TOKYO 2019」に、SHE・CEOの中山紗彩さん(28歳)が登壇しました。中山さんは4月末~5月に米国カリフォルニア州で開催された「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(CWI)」のファイナルプレゼンテーションを終えたばかり。ステージではその感想を熱く語ってくれました。

 CWIとは、カルティエやマッキンゼー・アンド・カンパニーなどが設立した女性起業家を対象とする国際的なビジネスプラン・ コンペティション。日本で初めてこのファイナリストに選ばれた中山さんが登壇したのは、「『世界の舞台から見た景色と令和ミレニアルの可能性』」と銘打ったイベントです。CWIファイナリストに選ばれるまでの経緯や、国際的なビジネスプラン・ コンペティションを経て感じた「令和ミレニアル」世代の日本女性の可能性についてお話を伺いました。

女性の多いコミュニティーで育んだ感性は「武器」

「WOMAN EXPO TOKYO 2019」で登壇する中山紗彩さん

 中山さんは、早稲田大学在学中に起業を経験。その後、事業を手放し、新卒でリクルートキャリアへ入社しました。退社後、スタートアップ企業の取締役を経て、2017年に「ひとりひとりが自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中をつくる」を経営理念とし、SHEを設立しました。

 「小中高一貫の女子校で育ち、大学では文化構想学部という女子生徒が大半を占める学部へ入学。ずっと女性中心の世界にいたことは私の強みです。SHEの立ち上げ時は、まず経営理念から決めて、その後、提供するサービス内容を検討しました。現在はミレニアルズの私らしい働き方を叶えるプラットフォーム『SHElikes(シーライクス)』を中心に事業を展開しています」

 SHEを設立して約1年たち、彼女はCWIに挑戦することになりました。しかし、まさか自分がファイナリストに残るなんて夢にも思わなかったそう。

 「CWI自体は知っていましたが、すごく遠い存在だと思っていました」

 チャレンジするきっかけになったのは、中山さんが参加した、とあるイベント。会場にカルティエのスタッフも参加していて、SHEについて説明したところ、事業内容に共感され、「CWIを受けてみたら?」と背中を押してもらえたのだそう。

 「ダメ元で受けてみよう」

 こうして、中山さんの挑戦がスタートしました。