皆さんは、上司やクライアントにプレゼンをする際の資料、どんな感じで作っていますか? ワードで文字だらけ? パワーポイントでカラフルな図版作戦? それとも数字とグラフ満載? いずれにしても「誰かに教わったことがある」「自分できちんと勉強した」という人は少ないのではないでしょうか。日経doorsでは11月29日、都内で実施したイベント「WOMAN EXPO TOKYO 2019」内で、プレゼンの“プロ”による特別講座を開きました。惜しくも参加できなかった皆さんに向けて、内容の一部をリポートします!

講師を務めたのはプレゼン資料のプロ、城みのりさん

城みのり
フリーランス リサーチチーム 株式会社グローバル・カルテット代表
城みのり コンサルティングファームで年間100本近くの提案/報告資料作成支援業務の後、メディカル・ヘルスケア専門マーケティングリサーチ企業で主に定性調査に携わり2016年退社。独立直後より「フリーランスチームで1案件にコミット」を始める。主に各疾患調査の他、ヘルスケアテック/健康経営・働き方改革等、近年のトレンドテーマに従事。現在は世界各地の28名のリサーチメンバーを牽引すると同時にリサーチのコア業務、営業成約/稟議通過率8割超の戦略的資料作成支援に専念している。

資料作りでよくある「困った」は?

 講座には20~30代を中心に、約40人が集まりました。冒頭では、城さんが参加者に資料作成で悩んでいることをヒアリング。まとめると以下のような項目になります。読者の皆さんも、日ごろ、自分が資料を作成しているときのことを思い出してみてください。プレゼン資料にまつわる困りごと“あるある”、思い当たる節は少なくないでしょう。

上司から手戻りが多いが腹落ちしない/継ぎはぎ資料を使っているのでストーリーで身に付いていない/何がよくないのか今さら過ぎて聞けない/基本ルールが分からず、視覚化に迷い、どんどん時間が過ぎていく/グラフは作れるのに数値が効果的に見えない
一つでも当てはまったら、これまでの資料づくりのプロセスを見直してみましょう