入社3年目の営業女子、リス子。カフェのるり子店長のアドバイスをもとに、早速イノシシ部長に会議の改善を提案しました。ところが「じゃあ次からは君が会議の進行をやってみよう!」と言われ、頭の中が真っ白に。どうすれば?

リス子 るり子さーーーん!

青い顔でカフェに駆け込んできたリス子です。

リス子 この前、るり子店長に言われたことを、会議で実行してみました!

るり子店長 あら、リス子ちゃん。実行した割には顔色がよくないわね?ホットカフェラテにホイップクリーム追加でいい?

リス子 ……ついでにひまわりの種もビッグサイズで! ……るり子さんに教わったように、会議の前に「会議の目的」と「目標」を部長に確認して、それを全員で共有してみました。

るり子店長 リス子ちゃん、上出来~!

リス子 会議中に意見を求められたら、他の人の発言内容を確認してさらに引き出すような質問をしてみました。そしたらすごく、会議が盛り上がったんですよ。

るり子店長 盛り上がったんならよかったじゃない。

リス子 ところが、会議の後で部長に『リス子君。来週からこの会議、君が進行をやってみなさい』と言われたんです。会議の進行って、何をどうしてどうすればいいんですか? これ、嫌がらせですか? 助けて~。

るり子店長 おぉ、ついにイノシシ部長も部下育成に目覚めた~! いいじゃないの。

リス子 ええ~!

るり子店長 参加者みんなが憂鬱だった会議を、楽しみで有意義な時間に変えてくれるのがリス子ちゃんだというイノシシ部長の期待よ。任されたということよ。

リス子 期待されなくていいです。だって、先輩もいるのに、リス子が進行だなんて、できないです。

るり子店長 先輩もいるからいいのよ。後輩という立場をうまく使えばいいの!