制限時間5分でアイデアを集中出し

るり子店長 「はい。まず、準備するものを教えるわよ。A4のコピー用紙たくさん。ペン。時間が計れるキッチンタイマーとかスマホ。以上」

リス子 「それならすぐ準備できます!」

るり子店長 「まず、タイマーを5分にセットします。その5分の間に、キャンペーン企画のアイデアを思い付いた順に、A4用紙に番号を振りながらどんどん書いていくこと。いいアイデアかどうかは考えないで、5分間とにかく、次々書く! 数が勝負だよ」

リス子 「数が勝負、と……(メモ)」

るり子店長 「5分が終わったら、次にそれらのアイデアの『良い点』は何かという視点で、5分間タイマーをセットして、同じように書いていく。次に、それらのアイデアの『悪い点』についても5分間書いていく。さらに5分間、その悪い点に対する『策』も書いていくのよ」

リス子 「この前教えてもらった会議のやり方を自分一人でやるわけですね。でも、アイデアを5分間も出し続けられるかなぁ」

るり子店長 「まあ、ただ漠然と考えても出ないことがあるわよね。その場合は、アイデア自体も視点で分けてみるの。

 例えば、販促に付ける特典の内容として『物品』『金券』『イベント』『旅行』と、視点を先に考える。『物品』をプレゼントするなら何がいいか、1分間ひたすら書き出していくの。次に『金券』だったら何がいいか1分間出して。こんな調子で分ければ、さらにたくさん考えられるから。A4用紙は視点ごとに分けて、1つの視点について1枚以上使ってね」

リス子 「ええ~。リス子にできるかなあ。るり子店長もアイデア考えてくださいよぉ」

るり子店長 「は? 何を寝言言うとるんね! そこまで甘えんさんなや!」

リス子 「店長、広島弁が~! 分かりました自分でやってみます~」

るり子店長 「できるできる! 視点は、『アイデア』『良い点』『悪い点』だけではなく、もっと追加するといいのよ。『会社側』の視点、『お客様』の視点など……」

リス子 「分かりました。とにかく5分間、その視点一つだけに集中して、数を出せばいいってことね」

るり子店長 「リス子ちゃん、考えるようになってきたわね。まさに!」

リス子のメモ(1)
1. 準備するもの:A4用紙たくさん ペン 時間を計れるもの(スマホ、キッチンタイマーなど)
2. 紙に番号を振りながら、アイデアをどんどん書き出す。数が勝負。いいアイデアかどうかは考えない。制限時間5分。
3. それらのアイデアの「良い点」について、どんどん書き出す。制限時間5分。
4. それらのアイデアの「悪い点」「それへの策」について同様にどんどん書き出す。それぞれ制限時間5分。
5. できればさらに視点を追加して同様に書き出していく。