「アイデア」「視点」の順にプレゼンすればOK!
るり子店長 「全部の視点について終わったら、アイデアを書いた紙から順番に、横に並べてごらん。一つのアイデアについて深堀りができてるでしょ。
次は、そのアイデアに優先順位を付けるの。アイデアが6個出ていたら全部に得点を付けます。1番いいものに6点、次にいいものに5点、その次が4点……というようにして、全部にね」
リス子 「出ているアイデア全部に得点を付ける、と……(メモ)」
るり子店長 「そうよ。そして、一番得点が高かったものを、会議で提案するの」
リス子 「得点が一番高いものを提案、と」
るり子店長 「企画案はそれでよし。あとはプレゼンテーション力を磨くことが課題ね」
リス子 「はーい。磨きたいです」
るり子店長 「例えば、販促キャンペーンで『クルミとひまわりの種のセットをプレゼントする』アイデアを出すとします。このアイデアの良い点は『当選者を多くできる』。悪い点は『目玉商品ではないので盛り上がりに欠ける』。そして、予算は『30万円』、期間は『ゴールデンウイークの4/27~5/6』という感じで決めたとするでしょ。プレゼンではこれをそのまま話していけばOKなの」
リス子 「そのまま?」
るり子店長 「そう、こんな感じに話します。
販促キャンペーンの提案は『くるみとひまわりの種セットをプレゼントする』ということです。
この案の良い点は、『当選者を多くできる』ということ。悪い点は、『目玉商品ではないので盛り上がりに欠ける』ということです。そして、予算は『30万円』です。期間は『ゴールデンウイークの4/27~5/6』と考えました。
ということで、販促キャンペーンとして『クルミとひまわりの種セットをプレゼントする』を提案します」
リス子 「おぉ!」
るり子店長 「ひとり会議でアイデアと、それぞれの視点を順番に考えて出す。その順番に沿って話せば、プレゼンテーションの基本形が出来上がる。ひとり会議を実行すれば、プレゼン力も養われてくるということよ」
7. 得点の高いアイデアを提案する。
8. 視点の流れに沿って会議で伝えれば、プレゼンテーション力も磨かれる
文/沖本るり子 イラスト/つぼいひろき