入社3年目、営業部所属のリス子。企画会議で提案が通らず疲れ気味です。そんなリス子に、カフェのるり子店長が教える「ひとり会議」。アイデアがどんどん出せてプレゼン力も磨けるという秘策とは?

 うららかな4月の昼下がり。るり子さんのカフェはお客もまばら、ちょっと眠たい雰囲気です。

 そこへやってきたリス子、ちょっと表情が暗いみたいです。

リス子 「……こんにちは……」

るり子店長 「いらっしゃい! あれ、何となく元気がないわね。ガツッと甘いものいく?」

リス子 「はい、お願いします。……るり子さーん。企画案が通らないんです。何回提案しても、ダメ出しの連続で。うう……」

るり子店長 「企画が通らない?」

リス子 「先週から販促の会議が何回もあって、キャンペーンの企画案を出しているんですけど、もう疲れたあ。どうしたらいいんですかぁ」

るり子店長 「相変わらずリス子ちゃんは、誰かに頼るのがうまいわよね~。『リスとリスは支え合ってリスになる』。これ、リスの格言」

リス子 「そんな格言知りませんよ~。クルミのLサイズください~」

るり子店長 「OK! 企画が通らないっていうけど、ひとり会議でしっかり案を練ってる?」

リス子 「ひとり会議? 何ですかそれ? やってませんけど……」

るり子店長 「あー、やっぱりね。……あのね、この前教えた会議のやり方を思い出して。普通の会議と同じように、一人でも会議ってできるのよ」

リス子 「一人で?」

るり子店長 「そう! これを事前にやれば、とにかくアイデアがたくさん出せる。しかも、会議でプレゼンするときに、あれこれ突っ込まれても自信を持って答えられるようになるわよ」

リス子 「ほ、本当に?」