フジテレビ『めざましテレビ』のプログラムディレクター兼プロデューサー・藤村美里さんは、2児を持つ「バリキャリ」ママ。でも、そのキャリアをいったん中断し、夫の海外赴任について行く選択をした経験を持つ。そんな藤村さんに「ユニバーサルな女」を目指すライター・ニシブマリエがインタビューする。

 私は数々の合コンに参戦してきたので、さまざまな生態系の女性と出会ってきた。ときどき目にしていたのが「駐在妻」狙いの女たちだ。商社、自動車メーカー、化学など、業界研究にも余念がない彼女たちに「その熱量があれば、自力で海外勤務できるんじゃ?」と突っ込むと、どうやらそれはまた違うらしい。

 あまり想像はしてこなかったが、海外駐在に限らずとも、パートナーの転勤にどう対応するかは悩ましい問題だ。よっぽど全国展開をしている大企業なら融通も利くかもしれないが、パートナーに同行する決断をすれば、キャリアを中断せざるを得ない。それに海外駐在となると家族のビザでは働けないことが多いので、現地で転職活動なんていうのも難しい。キャリアにぽっかり穴が開いてしまう。

 現在フジテレビで『めざましテレビ』のプログラムディレクターを務める藤村美里さんは、2018年夏まで、5年間海外で駐在妻をしていた。狭き門をくぐり抜けて入社したフジテレビを退職して。帰国した現在は、またフジテレビに返り咲いている。後編では、そのとき藤村さんがどんな思いで一度辞める決断をしたのか聞いてきた。

 ※プログラムディレクターの仕事模様について伺った前編はこちら→フジTVママ 中国留学で学んだ「真実は現場にある」

学びのお品書き
【前編】
・「前例がない」はラッキーでもある
・情報の有無で、人生に大きな差がつく
【後編】(今回はココ)
・この5年はあなたの番、次の5年は私の番
・「成し遂げる」という概念に縛られない
右がフジテレビ『めざましテレビ』プログラムディレクター兼プロデューサーの藤村美里さん、左がライター・ニシブマリエ