「ダイエットの大敵は食べること!」ともう信するばかりに、無理な食事制限をする時代はもう終わり。連載第4回ではダイエットの専門家であり、食べることが大好きな和田清香さんが実践してきた、自分に優しい「セルフトリートな食生活」を紹介する。

第1回 ⇒ まだダイエットで消耗してる? セルフトリート時代だよ
第2回 ⇒ 「痩せている=美しい」は古い ボディも多様性の時代
第3回 ⇒ 無茶無知なダイエットは卒業、一生ものの美習慣に変えよ

「普段はヘルシー、外食はがっつり」でメリハリ 

無理な我慢はアンハッピー。前後の食事を調整し、外食は思いっきり楽しむという和田さん
無理な我慢はアンハッピー。前後の食事を調整し、外食は思いっきり楽しむという和田さん

 痩せたいからと食べる量を減らすと、栄養不足に陥り、代謝が落ちてかえって太りやすい体に……。食べたいものを我慢するとストレスが溜まり、反動でドカ食いしてしまう可能性もあるだろう。何より、自分に無理な我慢を強いる食べ方は次第に心や体が蝕まれ、アンハッピーな人生になりかねない。

 だからこそ、食べることを目の敵にせず、味方につけること。そのためには「自分の心と体を優しくいたわる『セルフトリートな食生活』が重要」と和田さんは語る。つまりは、日々の食事で「バランスよく栄養をとること」「空腹や好きなものを我慢しないこと」だ。

 「私自身、食べることが大好きなので、友人と夜、外食に行った時は思いっきり好きなものを食べて、お酒はワインやシャンパン、日本酒などを楽しみます。時にはハメを外して深夜にシメのラーメンやデザートをたらふく食べることも(笑)。ただその分、翌日は食べる量や内容を調整します」というのが和田さん流の食生活。メリハリをつけているのだ。

 翌日に調整するのは、体を休めるため。「食べ過ぎると顔がむくんだりするだけでなく、胃腸が荒れて、口内炎ができたり、肌荒れにつながってしまうことも。だから、胃腸を休めることで美しい状態を保つように工夫しています」

 では普段の食事は?「普段の食事は、栄養バランスを考えながら、野菜やタンパク質、炭水化物をしっかりと摂取します。空腹が苦手なので、実は5年ほど前から『1日5食生活』を続けているんです

 「1日5食生活」とは驚きだが、その食事内容はいたってヘルシーだ。和田さんの現在の食生活を紹介しよう。