今の状況を変えたい。でも、転職するにしても自分が何をやりたいのか分からない――年齢やキャリアの長さ・短さにかかわらず、そうした声は多く聞かれます。今回は、自分の適職・やりたいことを見つける志向整理術を3人の専門家に聞きました。

 キャリアプランニングや転職に臨むとき、考える指標として挙げられるのが「WILL(やりたいこと、なりたいもの)」「CAN(できること)」「MUST(やらなければならないこと)」。適職を探す上で、この三つの軸をしっかり捉えることが大切です。

 今回はこの三つの軸のうち、自分の「WILL」、すなわち、「これがやりたい」「こんな自分になりたい」という願望をどう見つけるかをお伝えします。リクルートキャリアで転職希望者の相談に応じるコンサルタント・増田直子さんと小川智里さん、「type転職エージェント」を運営するキャリアデザインセンターのキャリアアドバイザー・江崎麻里奈さんにお話を伺いました。お三方の話を総合すると、三つの方法が挙がってきました。