転職活動のプロセスで最も不安を抱く人が多いのが「面接」。「緊張してうまく答えられなかったらどうしよう」と心配する人が多いようです。今回は、面接で緊張しないようにするためのポイントをお伝えします。

 面接で緊張しないためにどうすればいいか、転職支援のプロである3人――リクルートキャリアの梅澤陽子さん、キャリアデザインセンターの江崎麻里奈さん、オフィス・キャリーノ代表の朝生容子さんにアドバイスをいただきました。

面接は「一方的に試される場」ではない

 「面接」に対して、なぜ緊張したり抵抗感を抱いたりするのか。それは、転職志望者が面接を「一方的に試され、評価される場」だと捉えているからではないでしょうか。

 しかし、転職支援のプロたちは口を揃えて「面接は双方向。お互いに相手を見極める場」だと言います。「面接も普通の会話と同じ」と言うのは、リクルートキャリアの梅澤さんです。

 「面接は決して『追及される場』ではありません。自分自身も、相手企業を見極める場です。通常の人と人のコミュニケーションと同じであり、面接官との『情報交換』の場だということを忘れないでください」(梅澤さん)