充実の「キャリアデザイン研修」で8割が管理職を目指す

島津 昨年受講した「キャリアデザイン研修」は満足度の高い素晴らしい内容でした。キャリアに関する迷いや不安は私にもありましたが、研修で1年後、3年後、5年後の夢を具体的に描くワークショップなどを経て、すべきことが明確になり非常に前向きになったのです。プロフェッショナルとしてより専門性を極めていくためのロードマップが見え、改めて、管理職としての業務が楽しみになりました。

新谷 この研修は管理職一歩手前の女性職員全員が受講するもので、中途、新卒採用問わず、皆さんに管理職を目指してほしいという趣旨があります。これまでのキャリアに自信を持ち、今後のキャリアをどう築くかを考える機会になるプログラム設計で、結果的に受講後約8割がマネジャーを希望するようになります。

島津 宮原正弘社長が研修のディスカッションに毎回参加することにも驚きました。10数名の輪に加わり、自身がキャリアを積む過程での苦労や失敗談も交えて語り合ってくれたことに、KPMGコンサルティングの社風の源が見えたように感じました。

新谷 ご自身が共働きで育児や家事をシェアしてきた方なので、女性の働き方や子育て世帯への理解が深いですよね。宮原社長が大事にし常々発信しているのが「Ownership」「Respect」「Collaboration」という言葉で、職員にもすっかり浸透しています。その考えの下、インクルージョン&ダイバーシティを経営戦略の重要な位置に置き、宮原社長自らもコミットして社内ネットワーク拡充にも非常にサポーティブです。

女性職員のネットワークを広げる「WOVEMENTS」始動



新谷 女性の活躍が目覚ましくなる中で見えてきたのが、ネットワークの必要性。通常は、プロジェクトごとに業務にあたるので、横のつながりを持ちづらい。そこで2020年7月に、女性職員ネットワーク「WOVEMENTS(ウーブメンツ)」をスタートしました。womenとmovementsを合わせた名称で、まずは女性管理職からスタート、頻繁にオンラインギャザリング(意見交換会)を行っています。島津さんの所属するリスクコンサルティング部門でも、女性管理職がたくさん活躍していますね。

島津 はい。やはり私には子育て中の管理職の活躍がロールモデルとなっています。女性管理職メンバーの約4割にお子さんがいるようで、この点もモチベーションにつながります。

新谷 KPMGコンサルティングでは、社会的な状況の変化から世界的パラダイムシフトが起きている現在を、I&Dを一層推し進めるチャンスだと考えています。