仕事も子育ても両立できる制度と環境が整備されている

島津 「ワーキングペアレンツネットワーク(WPN)」のギャザリングも心強い味方です。

新谷 WPNはI&D推進室が約1年前から主催しています。当初、女性(母親)の参加をメインで想定していましたが、男性職員たちも声をあげ、男女問わず幅広い職員が参加する形に。子どもの年齢問わず育児、教育の情報交換から自分自身のキャリアの相談まで、アクティブな活動となっています。



島津 昨年の緊急事態宣言の際、家庭内育児の悩みに対するレスポンスが早かったことも印象的です。

新谷 そうでしたね。不安を取り除くため、ギャザリングの頻度を高め、不安や意見の吸い上げを行いました。当社のフレクシブルワークプログラムという時短制度が早々に延長されたことも、WPNで寄せられた意見を速攻反映した対応です。
I&Dは「制度が揃っています」では意味がありません。実効性を高めてこそ職員のモチベーションも高まりますし、多様性を尊重する組織風土になります。職員のみなさんとのコミュニケーションを大切にするよう心がけています。男性職員の育児休業取得率も既に32%、平均約110日取得と推移してきた点も企業として重要です。

島津 緊急事態宣言の際には、クライアントとのリモート会議中、家の娘たちの騒ぎ声が響き始めて恐縮する私を、上司がサッとフォローしてくれたという場面もありました。仕事をスムーズに進めるための気遣いを頻繁に感じ、KPMGコンサルティングには働く人を大切にする風土があるのだと思っています。