健康や美容だけでなく、パフォーマンスのアップも「睡眠」が鍵を握っている!? タレント、ランナーで睡眠改善インストラクターとしても活躍する西谷綾子さんに話を聞きました。
睡眠は脳の情報処理。入眠から3時間が勝負
「睡眠中は脳にインプットされた1日の情報を記憶として定着させ、不必要な情報は消去して脳の空き容量を増やす時間。“やる気”というと気持ちに注目しがちですが、脳がしっかり目覚めて整理されているかどうかが実は重要です」
さらに、睡眠不足は満腹感をつかさどるホルモンにも影響を与えるため、肥満や生活習慣病を引き起こす原因にもなるという。
「起床から4時間後に脳は最も活性化するので、午前中からぼんやりしてしまう人は睡眠不足を疑ってみてください。睡眠時間が少なくても平気! という人も週末に寝だめしているなら睡眠不足の可能性が。横になったら5分で眠れる人も慢性的な睡眠不足が原因かもしれません。睡眠の質を上げるには入眠後3時間に深い眠りを得られるかどうかが勝負。この時間帯は成長ホルモンが多く出るため、疲労回復や美肌にも大切です」