食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足……。おなかもスッキリせず、パフォーマンスは今ひとつ……。そんなお悩みの解決に役立つ腸活アイテムが、働く女性のマストハブになるかも!?

腸を鍛える「腸活」ができる女性のたしなみ

 ベストパフォーマンスを発揮するために体調を整えて、どんな時も自分のペースを崩したくない! そんな働く女性の多くが注目する“腸活”。最近は「腸を鍛える」という、よりアクティブなアプローチが話題になっていると、日経BP総研客員研究員の西沢邦浩さんは言う。

 「これまでの腸活は、有用菌(善玉菌)を含むヨーグルトなどを食べることで『腸内環境を整える』ケースが多かったのではないでしょうか。最近注目されているのは、有用菌が作り出す酸の働き。有用菌の摂取と合わせて、有用菌のエサとなる食物繊維を摂ることで酸が効率的に産生されると言われています。なかでも、『酪酸菌』が作り出す『酪酸』は、腸内環境を整えるだけでなく、大腸のエネルギー源となり、腸の機能を正常に維持する働きがあるのです」

こんなダメありませんか?
●大事な会議もぽっこりおなかが気になって集中できない……
新年度に入ってから研修や歓迎会続きで食生活も睡眠時間も不規則に。長時間のデスクワークに運動不足が重なり、この何日かおなかがスッキリしない。苦労した企画が実現しそうな大事な会議なのに、ぽっこりおなかが気になって……。

●そういえばお通じがない日が続いているかも
毎朝バタバタしていてトイレでゆっくり過ごす時間がない。ふと気がついたらここ何日かお通じがなくて、体がなんとなくだる重い。コンディションをうまく整えられないから、仕事やプライベートに対しても前向きになれず、落ち込み気味……。

●簡単にすませちゃう食事、偏っているかも
ランチはデスクでさっと食べられるおにぎりやサンドイッチばかり。夜は疲れて自炊できず、つい外食ですませがち。バランスよく食べなきゃと思いつつ、できない自分にイライラするばかりで、体調も気分もスッキリしない。

人ごとではないダメ習慣につながるデータも

 20代女性は必要なエネルギーが摂れていないばかりでなく、様々な栄養素が不足していると考えられる。なかでも心配なのが食物繊維不足。食物繊維は人間の胃腸では消化できないため、かつては栄養がないと考えられていた。しかし最近は、酪酸菌やビフィズス菌など、腸内の有用な細菌のエサとなって腸内環境を整える働きがあり、コンディションを整えるのに不可欠な栄養素として注目を集めている。

 「20代女性は食物繊維の摂取量が大幅に足りないために腸内環境が乱れていて、そのせいで体のコンディションが整わず、パフォーマンスが発揮できていない可能性があります」(西沢さん)

<b>食物繊維不足に要注意!!</b><br> 20代女性の食物繊維の摂取目標量は1日18g以上だが(※1)、実際に摂れているのは12g以下(※2)と、1日に摂りたい量の約2/3。「腸内細菌のエサとなる食物繊維の不足によって腸内環境が乱れている可能性があります」(西沢さん)。データ:国民健康・栄養調査(平成13〜29年)、日本人の食事摂取基準(2015年版)の20代女性のみを抜粋。※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)※2 厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」
食物繊維不足に要注意!!
20代女性の食物繊維の摂取目標量は1日18g以上だが(※1)、実際に摂れているのは12g以下(※2)と、1日に摂りたい量の約2/3。「腸内細菌のエサとなる食物繊維の不足によって腸内環境が乱れている可能性があります」(西沢さん)。データ:国民健康・栄養調査(平成13〜29年)、日本人の食事摂取基準(2015年版)の20代女性のみを抜粋。※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)※2 厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」
<b>必要な栄養を賢く摂って腸活習慣を始めよう!</b><br>おなかにいい働きをする有用菌であるプロバイオティクスと、有用菌のエサとなる食物繊維などのプレバイオティクスを同時に摂るシンバイオティクス。シンバイオティクス習慣を取り入れて、うまくいく女子を目指そう!
必要な栄養を賢く摂って腸活習慣を始めよう!
おなかにいい働きをする有用菌であるプロバイオティクスと、有用菌のエサとなる食物繊維などのプレバイオティクスを同時に摂るシンバイオティクス。シンバイオティクス習慣を取り入れて、うまくいく女子を目指そう!