病気のことを理解して寄り添ってもらえるとうれしい

<b>岡村咲(おかむらさき)さん</b><br>プロゴルファー、SLE患者さん
岡村咲(おかむらさき)さん
プロゴルファー、SLE患者さん

 第2部では、SLE患者の立場から、プロゴルファーの岡村咲さんが講演。岡村さんは10歳の頃からゴルフを始め、中学3年で全国大会初優勝。高校時代には全国大会を4度制覇したという輝かしい経歴をお持ちです。

 「高校卒業と同時に18歳でプロに転向。その直前から風邪をひきやすかったり、感染症にかかることが多くなりました。その後、21歳で食物アレルギーが発覚。キャンピングカーで完全除去食を自炊しながら、全国を転戦していました。それでも一部の症状しか改善せず、栄養不足やストレスで心身がついていかず、23歳で無期限休養宣言をしました」と当時を振り返りました。そして、数々の病院に通うも原因不明とされ、25歳でやっとSLEと診断されたといいます。「診断がつきにくい病気の一つであることを身をもって体験しました。診断された時はホッとした気持ちと『この先どうなるのか』という不安が押し寄せました」。

 「(SLEの症状として)頭頂部の髪が薄くなったり、太陽に当たった次の日にはパンパンに体がむくんでしまったり、日によって症状が全然違います」という岡村さんの大きな力となっているのは周囲の人のサポートだそうです。

 「主人はいつも一番近くで支えてくれています。そして、遠く離れて暮らす両親や友人、現役時代のファンの方、ゴルファー仲間など、みんなが体調の波がある私の病気を理解し、元気だった頃と同じように接してくれ寄り添ってくれることが、とてもありがたいです」と話しました。

明日の私をもっと好きになる。その秘訣は?

<b>CeCe(シシ)さん</b><br>メイクアップアーティスト
CeCe(シシ)さん
メイクアップアーティスト

 第3部はトークセッション。村島先生と岡村さんに、メイクアップアーティストのCeCeさんが登場。海外のファッションショーやパリコレなどで活躍、母親は膠原病を患っているそうです。「外出できない母にメイクしてもらうことが幼い頃の楽しい遊びでした。それが今の仕事につながっています。病気が持ってくるものは必ずしも“つらい”、“悲しい”ことだけではなく、そこ(病気)から拾ってくるものがある。病気も含めて私の母だと思っています」と家族の立場で経験を語ってくれました。

 セッションの最後には3人に明日の私をもっと好きになるために心がけていることを聞きました。

 「身近な人だけでなく、知らない人も笑顔にできるような私でいたいですね」と村島先生がいうと、「少しでも興味があることに挑戦してみたい。心が元気になるし、笑顔でいられます」と岡村さん。CeCeさんは「丁寧に生きること。その日の良かったことを思い出し、感謝をして眠りにつきます」と教えてくれました。前向きに生きる女性たちの話に、自分らしく輝くためのヒントがたくさん詰まったトークショーでした。