えんどう豆由来は今注目のプロテイン
今回、桃原さん達が検討を重ね、選んだのはえんどう豆由来のたんぱく質。世界的に頭角を現し始めた、植物性プロテインだ。「えんどう豆には、必須アミノ酸のアルギニンやBCAA(分岐鎖アミノ酸)が豊富に含まれています。コレステロール含有量が低く、アレルゲンではないことも重要な特徴です」
興味深いのはえんどう豆プロテインがエコロジカルな観点からも、注目されている点だ。「動物性や他の植物性プロテインの原料に比べ、生育期間や使用する水の量、CO2排出量といった環境負荷が軽減できるのです」。このサスティナブルな特徴が欧米で受け入れられ、市場を拡大しているという。
ブラックジンジャーや乳酸菌もプラスし女性を応援
忙しい女性たちに、プロテイン習慣を無理なく継続してほしい。―― 時にチームの男性と意見を戦わせ、会議室まで女性社員たちを引っ張り出し、働く女性のリアルな考えで説得するなど、熱くなることも多い1年だったと振り返る。「パッケージは、先発の各社プロテイン製品に見られるパワフルなイメージと180度違う、かわいいデザインでまとめ、1人暮らしの女性のキッチンになじむ工夫をしました。味はアンケートで上位となったベリー味とカフェオレ味の実現を死守しました(笑)」
えんどう豆プロテイン独特の味は、数種類のベリーを独自にブレンドすることでおいしく仕上げた。自信のある完成レシピに至るまで、社内数十名の女性たちの試飲と率直な意見を募り、試作レシピ数は100を超えたという。ブラックジンジャーなどの女性にうれしい成分を配合したのは、プロポが運動継続のモチベーションにつながってほしいという思いから。乳酸菌や、食生活で不足しがちな鉄、カルシウム、マグネシウムも加えた。
kamoyuriさんの1分筋トレに、プロポ習慣を組み合わせた2週間を、この機会にぜひ試してほしい。
取材・文・構成/太田留奈 商品撮影/高田宏行